「ねぇ、みんな。どうして、ここにいるの?」
じいちゃんはわかるけれど、どうして颯太までここに?
裕太の視線に気が付くと、颯太はにこやかに微笑むと
「実はねぇ、裕太を驚かせようと思って…
おじいさんに聞いて、この島に来ていたんだよ」
まさか、ユーレイと思った?
朗らかな声で、颯太が笑う。
「でも…ジュンペイも、どうしてここに?」
だっていきなり、いなくなったじゃあないか…
裕太が責めるように言うと、へへへ…とジュンペイが笑う。
「それがねぇ、あの男の姿を見失ってね!
探しているうちに、ここに落っこちたんだ」
「落ちたのぉ?」
ジュンペイが?
まるで失敗を見つかったような顔をして、ジュンペイはニヤニヤ
している。
「え~っ、そうなの?」
てっきり消えた、と心配していたのに。
心配して、損したなぁと思っていると
「な、だから言っただろ?
ジュンペイ君は、大丈夫だって」
今度はじいちゃんが、楽しそうにそう付け加える。
何を言っているんだ…と思うけれども。
「ところで、先生たちは?」
見た所、大人たちの姿が、どこにも見当たらない。
「あぁ~」
颯太がすぐに反応する。
「それがねぇ、いないんだ」
裕太と颯太の間に割り込むように、ジュンペイがヒョコッと
顔をのぞかせる。

