「えっ?」
オジサンの方に、みんなの視線が集まる。
「ねぇ、ケイタのカギ…何でオジサンが、持っているの?」
思い切って、カガリがオジサンに向かって、声を上げる。
もちろん、ルークの後ろに隠れたままだ。
「はっ?」
何を言っているんだ?
オジサンはポカンとした後、わはは…と笑う。
「なんだぁ~そんなこと?」
そう言って、カギを拾い上げる。
「それはきっと…ここに閉じ込められていたからなんだろ」
「なんで、知っているの?」
「そんなこと、知らなくても…考えたら、わかるだろ」
あくまでもオジサンは、白を切りとおすつもりのようだ。
「いいから、アイツのペースに、惑わされるな」
ルークは、アキとカガリを振り返る。
「なんだ?ひどい言いがかりだなぁ」
傷ついたなぁ~
やけにこの人は、饒舌にしゃべっている。
(オジサンって…こんなにオシャベリだったっけ?)
アキはひそかに、疑いのまなざしを向ける。
「なぁ」
オジサンはゆっくりと、アキとカガリに近付くと
「キミたちは、知っているだろ?」
手を差し伸べるようにして、話しかける。
「ダメよ、カガリちゃん!
やっぱり、この人…おかしいわ」
アキはキッと、まなざしを鋭くさせると、
「オジサンは、私たちに…こんな話し方はしないもの!」
ビシッと指先を、オジサンの顔の前に突き付けた。

