「ケイタ…大丈夫かなぁ?
まさか…異次元の世界に、連れて行かれていないかなぁ」
カガリがボソッとつぶやくと…
「それだ!」
いきなりショータが、声を上げる。
「えっ」
「それって?」
「なに?いきなり」
ユウジとアキも仰天して、ショータを振り返る。
「発信機が反応しないのは…
この世界には、いないからなんだ」
なるほど、そうなんだ!
やけに興奮気味に、ショータは一人で納得している。
「だったら…どうすればいいの?」
さっぱりわからないので、アキが尋ねる。
「それなんだよなぁ」
うーんと、ショータは考え込んだ。
「なぁ~ペガサスで、探せないのかなぁ?」
ユウジがポツンと、仲間たちに言う。
「でも…一頭しかいないのよ?」
いくら子供でも、四人を乗せるのは、無理だろう…
アキはユウジに、言い返す。
「じゃあ…ナイトさんの杖!
あれが何かに、使えないかなぁ」
どうやらユウジは、まだあきらめていないようだ。
「何かって、何に使うっていうんだよ」
ショータがブスリとして、言い返す。
「だったら、その杖で、私達の馬車を呼び寄せたり出来ないの?」
カガリは目を輝かせて、ナイトの方を見る。
「馬車?」
いきなり何を言い出すんだ、とナイトは自分の体に、杖を引き寄せる。
さっきのように、奪われるのではないか、と警戒したようだ。
