裕太はハラハラしながら、見守っている。
一体ジュンペイって、どんなところに、はまり込んでいるのだろう?
「ねぇ~ドローンを使って、助けられないか?」
思わず裕太が、口をはさむ。
リュウが可哀想になったわけではない。
いきなりこの爬虫類が来たら、ジュンペイが驚くのではないか…
と、思ったからだ。
「ドローンかぁ~
でもドローンは、すぐ手近にはないよな?」
ジンさんは、裕太の方を向く。
「手近にはないけど…リモコンなら、ある」
それは、さっき見つけたリモコンだ。
もしかしてこれを使ったら、呼べるかもしれない。
だがジンさんは、「うーん」とうなると
「機械が入っていけるかなぁ?
はたき落とされるんじゃあないのかなぁ」
なぜか否定的な物言いをする。
「え~っ、でも、やってみないとわからないだろ?」
裕太が頑張ってねばると、リュウもすぐに、裕太の方を向く。
「そうだよ!
やってみたら、案外うまくいくかもしれないだろ?」
すぐに、裕太の尻馬に乗る。
「それって、この子を使いたくないんじゃあないか?」
もしかして、そうなのか?
リュウは一瞬、焦った顔になる。
「だってわざわざ、この子を使うことはないだろ?」
やけにリュウは、この動物の肩を持つ。
それだけ、仲良しなんだろうな、と裕太はそう思う。
