「そうなのかなぁ?」
カガリは意外そうに、ポカンとする。
「そんなこと、ないのになぁ~」
ちょっと残念そうに、アリスはハッキリとそう言う。
「とっても陽気で、楽しい人なのになぁ」
アリスはみんなの顔を順繰りに見ながら、にこやかにそう言う。
「話したら、案外仲良くなるかもよ!
私は、そう思うけどなぁ」
アリスはポンと、アキの背中を押す。
何だかそれを、期待しているようにも見えた。
「そう?」
「どうかなぁ」
「わかんないなぁ」
ヒョコヒョコヒョコと、ユウジとショータが、顏をのぞかせる。
「だけど…すごいトコだなぁ」
森の中を突っ切って行くと、食パンの形の蝶や、不思議な形をした
虫などが、顏をのぞかせる。
「でしょ?」
アリスは嬉しそうに、ユウジの方を向く。
はは…
ユウジは照れて、目をそらす。
アリスがあまりに可愛いので、恥ずかしくなったのだろう。
「あなたたち…どこから来たの?」
アリスがショータの方を、振り向いて聞く。
「そうだなぁ~ボクたちは、この森のずっと向こうの町の方から来たんだ」
果たして、わかってくれるのかどうかは、わからないけれど。
「ねぇ~アリスは、ここがどうなっているか、わかる?」
聞いても、答えがくるとは、期待してはいないけれど。
