「責任?」
いきなりじいちゃんは、何を言い出すんだ?
でも…と、裕太は言い返したい気持ちになる。
だが現実に、ジュンペイは消えてしまったのだ。
「だけど…ドローンが、さっき飛んでいたよ」
それって、大丈夫、ってことだよね?
裕太は何とか…大丈夫だという根拠を探している。
「ドローン?」
いきなりジュンペイのじいちゃんが、声を上げる。
「ドローンって、ジュンペイのか?」
突然裕太に聞いて来る。
その様子を見て、
(あぁ、そうか、じいちゃんに買ってもらった、と言ってたなぁ)
ふいに裕太は思い出した。
そうして大きく息を吸い込むと
「それが、さっき飛んできたんだ!」
だからジュンペイは、大丈夫だよね、と裕太は言ってみる。
どうか、そうだと言って欲しい…
裕太はそう願っている。
「うーん」
ところがじいちゃんの反応は、あまり芳しいものではない。
「そのドローンは、どこに?」
振り返ると、さっきあった場所には、もう何もない。
ドローンも、ジュンペイもだ。
気のせいであってくれ、と思うけれども。
「わからないんだ。
洞窟の中を、飛んで行っちゃった」
はぁ~
じいちゃんは、大きくため息をつく。
(もしかして…これって、あんまりよくないこと?)
段々裕太の顔が、引きつってくる。
「おまえは…ここが初めてだから、知らないだろうが…
本来ならここは、人が立ち入ってはいけない場所なんだ」
じいちゃんは、淡々とそう話す。
「えっ?でも…今、ここに、いるけど?」
何を言っているんだ、と思う。
「これは…特別なんだ」
「特別って?もしかして、祭りだから?」
「そうだ」
じいちゃんはじぃっと、裕太の顔を見詰めた。
