「どういうこと?」

 裕太がオジサンを見るけれど…

やっぱり心当たりがないのか、詳しいことはわからない。

「えっ、なに?

 こっちへ来る!」

ジュンペイの声が鋭く響く。

「えっ、まさか、ぶつかってくるの?」

「えぇ~っ!」

一気にパニックになる。

あわてて逃げようとすると、すかさず、ヒューンと音をたてて、急降下してくる。

「一体、なに?」

「襲ってくるの?」

何か、まずいことでもしたのだろうか?

さっぱりわけがわからない。

裕太は、ジュンペイと顔を見合わせた。

 

(まさか、ドローンが、帰ってきた?)

「えっ、ぶつかるぅ~!」

「頭だ、頭を下げろ!」

オジサンが素早く2人に、おおいかぶさる。

ドン!

いきなり地面に押し付けられて、身動きが取れない。

(えっ、なに?何が起こっているの?)

一体、今、どういう状況なのか…

裕太もジュンペイも、理解できなかった。

「いいから、じっとしてろ!」

オジサンは、2人におおいかぶさったまま、じぃっと動かない。

安全を確認するまでは、テコでも動かないつもりなのだろう。

 ドローンはヒュンと側まで下りてきたけれど、

そのまままた…どこかへ飛んで行った。

 

「え~っ、なに?なんだったの?」

ドローンが、人を攻撃してくるなど、考えられない。

「威嚇だったのかなぁ」

ようやくオジサンが、2人から離れると、ジュンペイが

「なんで?どうして?なんでこんな目にあうの?」

甲高い声で、騒いでいる。

「そんなの、わかるかぁ。

 こっちこそ、知りたいよ」

いてててて…

いきなり地面にダイブしたので、どこかをぶつけたようだ。

明日になったら、アオタンが出来ているかもしれない。

オジサンは、そのままあおむけになり、2人の側にコテンとひっくり返る。

「大丈夫だったかぁ」

大の字になったまま、2人に声をかけた。

 

 

 

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