こんばんは!

暇人です。

昨日は夜に雨が止み…

今日は1日曇り空でした。

梅雨の中休み…的な。

熊本の方が、とんでもないことに

なっているようですが…

まだ今晩から、西日本は雨の降る予報なので…

警戒を緩めないように、お気をつけくださいね!


娘は夜勤になるかもと、警戒しましてね。
本日は会いに来ませんでした。
上の花は、スーパーで一目惚れした
セイロンライティアです。
確か…ランプの妖精という別名だったかな?
去年?
一昨年?
暑さでダメにしたという口笛口笛口笛
ダンナにね、おねだりしまして。
ずーっと握りしめ
「これ、買うの」と言い張り
子供のように、頑張っていましたら
「かごに入れて」
ダンナ、ついに根負けしました。
子供か?口笛口笛
そういえば…ガチャをするの、と
泣いていた男の子とすれ違いましたね。
同じダァ口笛口笛
枯らさないようにしよ星
そう思いました。

今日は1日曇り空…
本を読んで過ごしました。



 朝井リョウさんの

「発注いただきました!」

短編集ですね。

新聞広告で見たぞ、というような

短編から、ショートショートなど

バラエティーに富んでいて、とても

楽しめました。

(まだ読み終わっていない)

そしてふいにね、ポッとあるシーンが

浮かびまして…

ならば、この企画に合わせて、

読み切り書こうかな?

(他にネタもないしね)ウインクウインク

よろしければ、お付き合いくださいね。


 

    「ママのバカ!」

 何気ないことで、母親に叱られた女の子は、大きな声をあげて、子供部屋に

駆け込みました。

そこには、彼女が大切にした

(大好きなおばあちゃんからの

誕生日プレゼントである)

鳥かごの側に、近づきました。

この鳥は、とても美しい瑠璃色の羽を持つ鳥で…女の子は『ルゥ』と呼んでいました。


  ルウは、とても美しい声で、歌を歌います。

おばあちゃんにもらった時に、一目で

気に入ったのです。

以来毎日、ルウは女の子と一緒に過ごしました。

とても賢い鳥で…

窓をしめて、鳥かごの戸を開けると、

女の子の肩に、チョコンと留まります。

「ねぇ、ルウ!

  何か歌って」

そう言うと…

部屋の止まり木に留まると、

澄んだ声で、さえずるのです。


 その日も、泣きながら部屋に飛び込むと…ルウに声をかけます。
「ねぇ、ルウ、ママがねぇ」
そう言いながら、手を伸ばすと…
その日のルウは、いつもとちょっと様子が違いました。
スルッと女の子の手をすり抜けると、
ドアのすき間から、飛び出してしまったのです。
「ルウッ!」
女の子はびっくりして…
あわてて追いかけたけれども、
部屋のドアをすり抜けると、
一気に隣の部屋の窓から、外へと飛び出します。
「ルウッ!待って!」
半狂乱で叫びますが…
瑠璃色の鳥は、あっという間に、
隣の屋根の向こうへと、飛んでいったのです。

 女の子は、ひどく落胆しました…
自分が、キチンとドアを締めなかったから。
隣の部屋の窓が開いているのに、
気がつかなかったから…
すべては、自分のせいだ、と思ったのです。
彼女は、生まれつき足が悪く…
かすかに引きずって歩くのですが、
近所の子供たちにいつも
「びっこ!びっこ!」とからかわれるので、ひどく臆病になっていたのです…
友達がいなくて、ルウだけが、彼女の
心の支えでした。
彼女は、母親に叱られたことも忘れて
「ママ!ルウが!ルウが!」と
大きな声をあげて、泣き出したのです。

「そう…ルウがいなくなったの」
飛び込んでくる女の子を抱き締めて、
母親は静かに言います。
「ルウはね、きっと、お外に出たかったのね」
そう穏やかな口調で言うと…
「大丈夫よ。きっと…元気でいてくれるわよ」と言います。

「ルウッ!」
「ルウッ!」
女の子は、暗くなるまで…
外を探しました。
近所のユウイチ君や、ヨウコちゃんに
怪訝な顔をされても、
ちっとも気にしませんでした。
だって、ルウは…彼女の大切な友達であり、宝物だったからです。

「もう帰りましょう」
たまりかねて、母親は女の子を迎えにきました。
「もしかしたら…帰ってくるかもしれないわ」

  その夜は、きれいな星空でした。
ルウはどこへ行ったのでしょう?
女の子は、眠れずに…
窓をそっと開けました。
もしかしたら、入ってくるかも、と思ったからです。

ピー
ピー
聞き覚えのある、鳥のさえずりが聞こえてきました。
「ルウッ?」
女の子は、窓を大きく開けると…
ルウの大好きだった、オレンジを
窓枠にのせます。
「ごめんね、ルウ。
  今度はね、一緒にお散歩しようね。
  何にも気がつかなくて、ごめんね」
そう言うと…
空を見上げたのです。
まるでわかったよ、というように…
大きな星が、ピカリとまたたいたように、女の子には見えたような気がしました…

  今晩も雨の予報です。
明日から、激しい雨が降るようです。
どうか早めに安全を確保して、
被害にあわれませんよう…
心からお祈りいたします。




星は見えないけれども…
想いは1つです。

どうか、心穏やかに
過ごされますように!


いつもありがとうございます!



 

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