あまりにも得意そうな顔で言う裕太の目は、これまでにないくらい光を帯びて、
イキイキと輝きを放ち、颯太を見返してる。
「そりゃあ、まぁ、そうだけどさぁ~」
まぁ、いいかぁ~とため息をついて、颯太はうなづいた。
「で、それをどうするの?」
突き出された牛乳瓶を見つめる。
「もちろん、これに入れるんだよ」
得意気にそう言うと、透明のビニール袋に、封筒を突っ込むと、それをくるくると丸めて、
牛乳瓶に突っ込む。
「えっ、それだけ?」
「うん、これで十分だよ」
中に何を書いて入るのかは、颯太は知らないのだけれど…
裕太がそれでいいのなら、まぁいいかぁ~と思うのだった。
さらに牛乳瓶に、アルミホイルをかぶせると、さらにポケットから、
宝物のようにして集めている、あの牛乳瓶の紙のフタをぎゅうっと押し込む。
「ねぇ、大丈夫?取れたりしないかなぁ」
不安そうに言う颯太に、裕太はクスリと笑って、
「大丈夫だよぉ、心配性だなぁ」
目をグリグリさせて、牛乳瓶を高く掲げてみせた。
太陽の光を浴びて、牛乳瓶はキラキラと光り輝く。
「ね、ここに埋めよう!丁度いい目印があるし」
裕太はためしに、地面をトントンと足踏みしてみせる。
「いいのかなぁ~そんなことして!」
まだ颯太は気になるようだ。
「いいんだよぉ」
さっと裕太はしゃがみ込むと、リュックサックからスコップを取り出した。
「ホント、準備がいいなぁ~」
感心を通り越して、半ば呆れたように言う颯太に、
「そうだろ?」
前向きに勘違いしたらしく、ニコニコしながら、裕太はうなづいた。
