こんばんは!

暇人です。

今日も暑い1日でした…

何だか、夏の挨拶のように、

枕詞に『暑いですね 』をつけてます。

来週はマシになるようですが…

月曜火曜は雨の予報…

地球温暖化のせいなのでしょうが、

ホント、今年の夏はどうなるの?

って感じですね…


3ヶ月予報で、6月は雨が少なく、
7月に雨が多いようですガーンガーン
去年と一緒?タラー
災害が起こらぬことを、願うばかりです。


 夕方…少し日が落ちるのを待って、

歩きました。

ようやく暑さがおさまって、

少し気持ちよかったです。

うーん、これから歩く時間…

考えないと、ですね星

みなさんも…熱中症には、ご注意を!


それでは…昨日の続きです。

よろしければ、お付き合いくださいね!

 


        ある日の善行さん   112


  さすがにイベント2日目となると、

みんなも様子がわかり、慣れてきたのか、昨日ほどのオタオタ感はありません。

むしろ、よく回りが見えてくるせいか

「ゼンコーさん!スタンプ台の場所…

少し変えてみたんだけど」

花屋のヨシエさんに、声をかけられました。

「見てくれない?」とうながされるままに行くと、昨日は店先にあった台が、

鉢植えをずらして、ガーデニング用の机に変わっていました。

ガーデンパラソルが、白くヒラヒラと揺れて

「おう、いいんじゃないか?」

近付いて行くなり、善行は大きくOKサインを作ります。

すると…花屋の店主はニヤニヤとして

ポケットに、手を突っ込むと

「あら!今日は可愛い彼女、連れているのね」

ニッコリとして、ミツキちゃんを見つめます。

人見知りのミツキちゃんは、相変わらず

善行の足に、まとわりつくようにして、

歩いているけれど…

こうして人に声をかけられるうちに、

人に慣れてくれれば…と、ひそかに

善行は狙っているのです。

「やっぱりこの子…ゼンコーさんに似てる!もしかして、隠し子?」

からかうように、大袈裟な声をあげるので…

「おいおい、止めてくれよ!

この子が、怖がるだろ?」

まるでガードマンのように、ミツキちゃんを隠すようにして、その場を離れました。


「いつの間に、孫が増えたんじゃない?」
今度もからかうように、金物屋のオバサンが声をかけると…
善行はまたもげんなりとして、
「違うよ!この子に悪いだろ」
「そりゃ、そうだ」
当の本人のミツキちゃんは…嫌がるでも、
怖がるでもなく…ボーッとした顔をして、
二人を見ているので
「おっ、この子!大物になるね」
ニコニコしながら、店の奥に引っ込むと
ひと口チョコを手の平いっぱいに握りしめ、ミツキちゃんのポケットに、
突っ込むのでした…
「ありがと…」
小さなかすれた声で言うと…
まるで人形がしゃべった!というくらいの反応を見せて、ニコニコとするので…
いつの間に、この子は、この街になじんで、この商店街の子供になっているのだなぁ~と、あらためて思うのでした。

「この子…今度、小学生?」
いきなりミツキちゃんを、しげしげと見ながら言うので
「いやいや、まだ幼稚園くらいだろ」
口をぐっと引き結んで、善行のお尻に
隠れている、ミツキちゃんの背中をそっとさわると、善行は優しく微笑みました。

「この子!この商店街のマスコットガールにしたいんだけどなぁ」
突然、八百屋のショーイチさんが、
ぬっと現れて言うので、
「無理に決まってるだろ?こんな小さな
女の子に!」
善行はかばうように、ミツキちゃんの体を抱きかかえました。

「こんなチンケな商店街なんか…
イヤだって言うに、決まってるよ」
善行が返事をする代わりに…いつの間に
来たのか、幸次郎がニヤニヤしながら、
八百屋の店先に立っていました。

今日もお疲れ様でした…

まだ暑さに慣れていません。

時々休憩を取るようにして、気をつけてくださいね!

いつもありがとうございます!





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