こんばんは!

暇人です。

昨日の大雨のつかの間…

一気に晴れました太陽太陽太陽

そして暑い!

今季初の扇風機を回しました。

ガリガリ君が美味しい季節ですウインクウインク


抜けるような青空ですが…
まだ風が残っていて、それが救い照れ照れ
日陰を探して歩きましたが、
空は爽やかでした。

アオサギくんのお食事タイムにお邪魔星
今日は親子連れみたいでした。
風が爽やかな、雨上がりの空でした…

 

さて!

昨日の続きです。

 


       ある日の善行さん   108


  モクモクと無言で食べるミツキちゃんを

横目に…善行はともかく何とかせねば…

と、近所の肉屋のオバサンに声をかけることにしました。

電話を手に取ったけれど…

「行く方が、早いかな?」と、おとなしく座っているミツキちゃんに、

「ちょっと待っててね」と、ひと声かけて、あわてて勝手口を飛び出しました。


「どうしたって言うのよ」
とにかく、来てくれ…の一点ばりの善行に、腕を引っ張られるオバサンです。
「なんなの?何かあったの?」
渋るオバサンに、
「とにかく、見ればわかるから…」
ミツキちゃんが、
ミツキちゃんが…と繰り返す善行に、
「えっ?なんだって?
 何か問題でも、起きたのかい?」
面倒くさそうなオバサンを、せかして
強引に背中を押します。
丁度これから…孫たちと楽しく、晩御飯を
食べようとしていたところだったので…
さすがのオバサンも、ちょっとご機嫌ななめです。
食事時の呼び出しは、誰だって嫌なもの…
それだけれど、善行は
「問題?大ありだよ~」
大げさに言うと、早く早くとせきたてて、お隣さんを通り過ぎ、自分の勝手口
へと連れ出します。

「あの子の母親は…一体どうなっているのか、知ってるか?」
そう言いながら、勝手口のドアに鍵を差し込むと…
「あの子って、ミツキちゃんかい?」
その頃には、オバサンもようやく事情が
飲み込めたようで、しかめっ面を
引っ込めて、善行の背後で、家の中を
のぞきこみました。


ちゃんとおとなしくしているだろうか…
ドキドキしながら、ドアを大きく開くと…
行儀よく、ちょこんと大人用のイスに
腰をかけると、足をぶらぶらさせている
小さな女の子の姿が見えました。
困ったように善行は、ほら、とばかりに
オバサンの背中を押すと
オバサンは無言でうなづくと、ゆっくりと靴を脱いで、家の中に入りました。

「おや、ミツキちゃん!
 今日はどうしたの?」
責めるのではなく、ニコニコしながら
近付きます。
あまりに自然に近付いたので、ミツキ
ちゃんはおびえることもなく、
キョトンとした顔で、オバサンを
見上げました…

いつもありがとうございます!
昨日と今日と…
各地に大雨が吹き荒れました。
大丈夫でしたか?
雨が上がると、一気に気温が上がりました。
体調を崩さぬように、気を付けて
お過ごしくださいね!


もうすっかり…夏の雰囲気です…



 

にほんブログ村 小説ブログ ノンジャンル小説へ
にほんブログ村
人気ブログランキングある日の善行さん