「メアリーさん家を出たのは、何時だっけ?」
ケンタが聞くと、
「わかんない。時間を聞いてなかったし…」
この花園に来るまでに、なんだかとてつもなく、時間が過ぎたような
気がします。
そうして、辺りを見回しているうちに…3人のうちの誰かのお腹が
ぐぅ~と音を立てて鳴りました。
丁度カイくんが、池のふちを器用に、バランスを取って歩いていた
ところでした。
すると、ケンタのお腹もぐぅと鳴り、へへっと笑うと、
「お腹、空いたね」
タカシくんに声をかけました。
タカシくんもお腹に手を当てて、にやっと笑うと…
「ここには…何にもなさそうだね」
そう言うと…キョロキョロします。
確かに辺りには、花はあるけれど、食べられるような果物みたいなものは、
見当たりません。
困ったなぁ
ケンタとタカシくんは顔を見合わせ、カイくんの方を見ました。
さっきまでのんきに…池のふちを歩き回っていたカイくん…
急にキョロキョロと辺りを見回すと
「のどが渇いたなぁ~
この水、飲んでも大丈夫かなぁ」
と言って、池の水をすくおうとするので、すかさずタカシくんが
「やめた方がいいよ」と言いました。
「なんでだよ」
「だって…お腹を壊すよ」
すると急に、心細くなったのか、タカシくんはカイくんの手を
取ると…
「やっぱり、帰った方がいいよ~
一体、何時だろ?」
そう言うと…急にケンタも心細くなってきました。
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