メアリーさんから手渡された地図は、とても簡単なもので、地図の

読めないケンタたちにも、とてもわかりやすく書かれています。

「このままで、ホントにつくのかなぁ」

「やっぱり…ボクたちだけで行って、大丈夫かなぁ」

不安そうにするケンタたちを裏目に、

「なんだ、お前たち、おじげづいたのか?」

先頭を歩いているカイくんが、クルリと振り向いて、

「大丈夫、何とかつくさ!」

自信満々に言いました。

確かにこの地図を見ると、大丈夫な気もしてきます。

メアリーさんの言うことを、信用しているのか、

それとも、ケンタが覚えていると、思っているのかは、わかりませんが…

とても上機嫌に、大きな声で歌を歌いながら再び歩き始めました。

 

ケンタとタカシくんは、ちょっと苦笑いをして、顔を見合わせて

「ボクたちも行こうか」

「そうだね」

お互いに言い合うと、カイくんの後をついて歩きました。

チラリ…とメアリーさんの家の方を、振り返ると…

メアリーさんの車椅子が、まだ門の所で見守っているのが、

見てとれました。

そうして再び前を向くと

「この道をまっすぐ行くんだよね?」

「遠くはないんだよね?」

先ほどから、心配そうに言うタカシくん。

ケンタは思い切り笑顔を浮かべ

「そうだよ、確かにそうだ…」

安心させるように、ケンタは言います。

まるで自分を納得させるようにも、聞こえました。

 

 

 

 

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