「だけどあてはあるのかい?」

じいちゃんの言う通り、これには裕太も困ってしまい、

「それはまだ・・・」

救いを求めるように、じいちゃんの顏を上目遣いで見た。

じいちゃんは、「やれやれ」と言葉に反して、やけに軽い口調で言う。

「小学校へは、ワシもついて行こう。

おまえ一人では、ムリだろうしな」

頼もしいひと言を聞いて、裕太は少なからず安心した。

ホント言うと・・・そのことに関しても、不安を隠せなかったからだ。

「颯太も、もう少ししたら、宝探しに来るんだ」

裕太が告げると、

「そうか」

じいちゃんは、顔をくしゃくしゃにして、裕太の頭をポンポンと、

軽く2度触れた。

「そうか、そうか。それはいいな!

 思いっきり、楽しむんだぞ。

 ただし、危ないと思ったら、深追いはしてはいけない。

 何はさておき、逃げることだ。

 ムチャだけは、絶対いかん。ムチャだけはな!」

もしかしてじいちゃんは、母さんから何か聞いているのか・・・と裕太は

疑った。

「ねぇ、じいちゃんは・・・どう思うの?」

思わず聞くと、じいちゃんは「うん?」と聞き返す。

裕太は目をまっすぐに上げて、じいちゃんの顏をじぃっと見つめると、

「何か、見つかると思う?」

と聞いてみた。するとじいちゃんはニヤリと笑い、

「それは、なんともわからないな」と言った。

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