「それって、ホントですか?

ボクたち以外でも、探した人は、いるのですか?」

裕太が思わず身を乗り出して、聞くと、

「まいったな!」とヨーダ老人は笑い、

「そのとおりだ」と言った。

老人は、じいちゃんと目を合わせる。

言ってもいいかどうか、考えているのだ。

 

「君は、小学生か?」

唐突に聞いて来た。

「そうです」

わけもわからず、裕太はうなづく。

「ワシも、丁度キミくらいの年の頃に、探したものだ」

懐かしそうに、微笑んでヨーダ老人は笑う・・・

「それって、まだ、見つかっていない、ということですか?」

裕太が聞くと、ヨーダ老人は、楽しそうに笑う。

「君は元気がよくていいね!気に入ったよ」

そう言うと・・・「そうだなぁ」と、少し考えこんだ。

だが、その表情は明るい。

もしかしたら、気が変わって、裕太に、何か話そう・・・と

思ったのかもしれない。

「冒険って、好きかい?」

ヨーダ老人が聞くので、裕太はニッコリと微笑んで、

「はい!」と元気よく答えた。

じいちゃんは、傍らで微笑んでいる。

ヨーダ老人は、ひどく嬉しそうに、裕太を見る。

なんだか、このおじいさん、いい人そうだなぁと、

先ほど怯えていたのが、嘘のように、老人に対して、

好感を抱いた。

 

 

 

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