黙り込んだままの裕太を見て、じいちゃんはその姿は、おそらく知らない人が

いるので、恥ずかしがっているのだろう・・・と思い込んでいた。

なので、裕太に助け船を出すつもりで、

「いきなり知らない人とは、話せないよな」と言うと、

裕太は別に、恥じらっていたわけではないので、ちょっぴり困ったような

顏をしてみせた。

じいちゃんは、ヨーダ老人に向き直り、

「うちの孫は、嘘をついたりする、子供じゃないんだ」

と、キッパリ言う。

「とても、真面目ないい子なんだ。

この島にも、まだ越してきたばかりなんだ」

と、ジジボケしたようなことを言うので・・・裕太はひどく恥ずかしくなって、

出て行くタイミングを間違えた、とバツの悪そうな顔をした。

 

 ヨーダ老人は、明らかに、何かを知っているようば感じがした。

裕太の顔をチラリ・・・と見て、少しためらっているようだった。

予想外の反応に、じいちゃんは困った顏で、裕太と友人の顏を、

順繰りに見比べている。

孫の頼みは、聞いてやりたい。

でも、友人に無理強いはしたくない・・・

そう戸惑っているのを、裕太はちゃんと気付いていた。

だから、もういいよ・・・と言ってあげればいいのだろうけれど、

その気持ちとは裏腹に、

「じゃ、どうしたら、教えてもらえますか?」と切り出していた。

 

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