若者たちが作った飾り棚は、キチンと窓枠の方に備え付けられました。

色は優しいアイボリー。シンプルで、使いやすさを重視したデザインです。

外からも、よく見えるように・・・と、上段にその預かった人形を据えると・・・

なんだか、知らない雑貨店のような風格が出ました。

ついでに・・・と、若者たちは、

「少し模様替え、してもいいですか?」

と、善行に許可をもらうと

「あぁ、いいよ。好きにしなさい」

と、いともあっさりとおまかせすることに。

回りはそれでいいのか、と心配するのですが、

やはり、若い人のセンスには、太刀打ちができませんからね!

すると・・・預かったもののうち、見栄えするものを、人形の隣に

置かれました。

今までは、ただのモノでしかなかった預かり品が・・・

まるで、新品の商品のように、命を吹き込まれたのでした。

時折、それを売り物と勘違いして、店に入って来る人がいます。

そうすると善行はきまって、

「あぁ、すみません!これは預かりものなんです」

と頭を下げるのです。

そうすると、

「なんだ、質屋じゃないのか!」と、ガッカリされるのでした。

 

 若者たちの手によって、カーテンを取り替えられ、きれいに装飾され、

洒落たテーブルが部屋の中央に据えられたりして、見違えるように、

明るい店内に・・・ヨーロッパ調に、変貌を遂げました。

 

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