じいちゃんの言葉に、
「え、どうして?」と、思わず裕太は聞いた。
笑って、じいちゃんは、それには答えない。
ふと裕太は、じいちゃんの意見が聞きたくて、
「じいちゃん、この島に・・・」
と言いかけて、裕太は、何と言えばいいのかわからなくなった。
老人の名前も、おばあさんの名前も、
死神の名前も、なにも知らなかったことに、ひどくガッカリした。
自分は確かに、何かに気付いてる。
だけど、それを確かめる方法が、あまりに少ない。
確かめたい、という思いがあるのに、
残念だけど、今の所、そのすべを知らない・・・
しかたがないな、と裕太は曖昧な顔をして、笑う。
「なんだい?」
辛抱強く、じいちゃんは裕太の顏を見つめる。
だけど裕太は、じいちゃんに余計な心配をかけたくないので・・・
「ボク・・・この島のことをもっともっと知りたい」と、裕太が言うと・・・
じいちゃんは「ほう」と感心そうな顔をする。
「それはいいことだ。
わかった、今度、一緒に行ってみような」
と言うと、、裕太もうなづいた。
じいちゃんは、裕太の髪を、クシャクシャに、かき回すと、
裕太はほんの少し、後ろめたい気持ちになっていた。
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