セピアカラーに染まった少年は、少し茶目っ気のある顔でわらっている。
この中のどのくらいの子供が、大きな夢をかなえたのだろう・・・
そう思うと、なんとも言えない気分になった。
それから、パラパラ・・・と、ページをめくると、ある写真が目に入って、
手を止めた。
「お、これは・・・」と言って、思わず目をやりった。
裕太も思わずドキリとして、
「なに?なにか、あった?」と聞くと、
「そういえば・・・こいつは、どうしているのだろうな・・・」
そうつぶやくと、1枚の写真を、指先で、パチン!とはじいてみせる。
裕太は、その写真を見た時に、思わずドキリ・・とした。
(この顏・・・どこかで見かけた?)
じいちゃんは、そんな裕太の変化にも気付かず、
「こいつは、ワシの永遠のライバルだったんだ・・・」
懐かしそうに、その写真を見て言う。
「今は・・・どうしてるんだろう」と、つぶやく。
すると、裕太は思わず目をまん丸くして、
「じいちゃん、この人のこと、知ってるの?」
思わず聞いてみると・・・
「もちろん、知ってるさ」
と、あっさりと言うと・・・じいちゃんは、裕太の困ったような顔に
気付いた。
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