子供たちの注目を浴びて、キョーコは十徳ナイフから、

先のとんがったものを選んで、慎重に、コルクに

突き刺しました。

「気をつけて!」

マサミちゃんは、少し心配そうに声をかけると、

「わかってる」

キョーコはうなづくと、顔を上げました。

コルクをちぎらないように、そっとビンを回しつつ、

突き刺していくと・・・マサミちゃんはそれを見て、

「私・・・コルクって、よくバラバラにしたり、中に押し込んだりして、

かえって取れにくくなるのよねぇ。苦手なの」

と、手元を見つめつつ、言います。

確かに、コツがいりそうです。

中は空洞だし、万が一中に落としても、問題ないだろう・・・と思い、

力をこめると・・・意外と器用に、スポン!と音をたてて、

コルクを引き抜くことに、成功しました。

思ったよりも、水分を含んでいなかったようで、ビンの中は

湿っていないように見えました。

軽くビンの周りを布でぬぐうと、ビンを軽く振りました。

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