一体、どこを掘ればいいんだ?と、ソウタはお地蔵さんの

後ろ側に回り込みました。

「こんなとこ 掘り返して、バチがあたらないかなぁ~」

ユウタが不安そうな声を出すと、キョーコはふいに思い出し、

「大丈夫よ!その辺りに、何かない?」

と、聞いてきます。

お地蔵さんの後ろ側は・・・ほこらのようになっていて、その下に

少しだけすき間があるのを、ソウタは見つけました。

ひび割れしたのか・・・長年の雨などで、うがたれたのか・・・

自然に風化してできたものかもしれません。

ふれると、周りの部分がポロリ・・・と取れそうな気がして、ソウタは

少しためらいます。

ユウタを振り向くと、ユウタもソウタの方を見て、どちらからともなく

うなづきます。

 

「なにか、すき間があります」

ソウタが言うと、キョーコは「それよ!」と言うと、

「そこをのぞいて見て!」と、思わず大きな声を出します。

「えっ?でも、小さな1cmくらいの穴ですよ?」

ユウタは戸惑って、手を引っこめます。

「崩れちゃう・・・」

「うーん、他にない?」

2人は、石組の周りや、段の所をのぞき込んだり、そっと触れながら、

何か隠せる場所がないものかと・・・探しました。

結局は、そのすき間が1番怪しいのでした・・・

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**この話は、あくまでも架空の場所と、出来事を書いています。

絶対に、マネをしないでくださいね。