「あとさ・・・いくらオバチャンの好意だからって、いつまでも
甘えるわけには、いかないよな」
幸次郎は、少し考えるように言います。
「ボクも、それは思ってた!」
善行もうなづきます。
オバチャンがこうして、毎回差し入れをしてくれるのは、
本当にありがたい。
子供たちにも、大好評だけれど・・・
これは、あくまでもボランティアでしてもらっていて、お代は一切
受け取らないのだから・・・
売り物のコロッケを、毎回持ってこさせるのは、スジがちがう・・・
としか、いえません。
やはり、計画に、そういうことも踏まえていなかった、ということを
ガッカリしていると・・・
「ならば、いっそのこと、おやつ代だけ徴収して、パン屋の
オジサンに、何か作ってもらおうか?」
と、克也が口にしました。
「それは、いいなぁ~」
すぐさま、善行が賛成しました。
肉屋のオバチャンの揚げたてコロッケは、確かにおいしいけれども・・・
やはり、オバサンにだけ、迷惑をかけるわけにはいかない・・・
何かいいアイディア、ないか?
シニアオヤジーズのメンバーは、とぼしくなった知恵を、うーんと絞りつくす
ようにして、ああでもない、こうでもない、と、頭を寄せ集めて、とりとめもなく
話し合うのでした。
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