「ところで、宿題を見てあげる、というのは、どうなった?」
克也が思い出したように、言います。
このところ、試験的に、上の学年の宿題を見てあげる・・・
というのを、スタートさせたのです。
すると善行は、「うむ」とうなづくと、
「おおむね良好だ。
ただし、できないのもあるな」と言うので、
「できないって、なにが?」
不思議に思い、克也は聞き返しました。
善行は腕組みをして、
「算数や理科とか、プリントが出ているのは、やはりやりやすいな。
答えの導き方・・・とか教えればいいわけだから。
でも問題は、違う教科だな」と言うので、
「なにが?」と、声が上がりました。
善行はまたもうなづくと、
「図工の宿題とか、本読みとか、リコーダーの練習とか・・・
実際にやって練習する、とかいうものは、さすがに無理だな。
お母さんたちに、見てもらわないと」
と言うと、「それはそうだな」と、オヤジたちもうなづきます。
「習字の宿題なら、いくらでも見てやることが出来るけどな。
ピーピー笛をふかれたり、歌を歌われると・・・ちょっと困るな」
と、善行が言うと・・・思い当たる節があるのか、
それもそうだな・・・と、一同はうなづきました。
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