ユウタがソウタを突っつくと

「もしも、オジサンが犯人だったとして、そのメリットは?

 大体、担任だったんでしょ?

 生徒のものを、すり替える?普通に・・・」

「それを言われると、弱いんだよなぁ~」

ソウタも、うーん・・・と頭をひねりました。

「でも、なんか、引っかかるんだよなぁ」

すると、

「あり得るわね!」とマサミちゃん。

思わず、座っていた切り株から、スックと立ち上がり、

「だって、先生なら、タイムカプセルを埋めた場所は、

きちんとわかるはずだもの・・・

それに、さっき、言ってたじゃない」

話すうちに、段々とマサミちゃんの顏が朱に染まり、目が生き生きと

光を増しました。声にも、力がこもり、思わず真実のような、そんな気に

させられました。

「ここには、もう、なにもないって言ってたでしょ」

さらに、熱を帯びた表情で言いました。するとキョーコは、「あのぅ」と、口を

はさみ、

「それは・・・だから、単純に、何も残ってない・・・という意味でしょ?」

と、遠慮がちに、言います。

2人のやり取りを、静かに聞いていたソウタは、うなづきつつも

頭を傾けて、考えていました。

 

 

 

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