二人が話ながら、バス停まで歩いていると、ふと、見覚えのある横顔が目の前を
横切った。
驚いた颯太は、裕太の袖を引っ張った。
裕太が、怪訝な顔をして、颯太を見ると、
「さっき、アイツらを見たよ!」
と、幽霊を見たような、青ざめた顔をする…すると、裕太は
「えっ?アイツラって、だれ?」
と聞き返した。
「ほら、転校していったヤツだよ!」
もどかしそうに、言う…
「えっ?~」
 裕太はおどろいたようで、
「だれだっけ?」と、一瞬ボンヤリとした。次の瞬間、颯太は、懐かしい名前を口にした。
「トシオとケントだよ!」
「えっ?」
裕太は驚いた。
「確か、引越ししたんじゃなかったか?
    どうして、ここに?」
側を歩いていた、大人たちは、驚いた顔をしています。


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