カードを裏返すと、丸っこい字で、
『また、みんなで、集まろう!
いつものお庭で、待ってます』
という文面に、日付と時間が書かれていました。
そして、ユリアという名前と、電話番号も
添えられていました。
メアリーさんは、その文字を食い入るようにして見つめ、何事か、考え込んでいるようでした。
善行は、そんなメアリーさんの顔をのぞきこみ、そして、ポストカードをのぞき見ました。
「行ってあげなさいよ」
不意に、声がしました。
メアリーさんは、驚いて、振り向きます。
カメさんが、いつのまにか、メアリーさんの背後まで来ていました。
(気付かなかったな…)
夜の仕込みの手を止めて、善行達のことを
見ていたのです。
「この機会を逃したら、もしかしたら、
会えなくなるよ!
一生、後悔したままで、いいの?」
と、カメさんが重ねるように言います。
メアリーさんの目には、迷いの色が、浮かんでいました。
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『また、みんなで、集まろう!
いつものお庭で、待ってます』
という文面に、日付と時間が書かれていました。
そして、ユリアという名前と、電話番号も
添えられていました。
メアリーさんは、その文字を食い入るようにして見つめ、何事か、考え込んでいるようでした。
善行は、そんなメアリーさんの顔をのぞきこみ、そして、ポストカードをのぞき見ました。
「行ってあげなさいよ」
不意に、声がしました。
メアリーさんは、驚いて、振り向きます。
カメさんが、いつのまにか、メアリーさんの背後まで来ていました。
(気付かなかったな…)
夜の仕込みの手を止めて、善行達のことを
見ていたのです。
「この機会を逃したら、もしかしたら、
会えなくなるよ!
一生、後悔したままで、いいの?」
と、カメさんが重ねるように言います。
メアリーさんの目には、迷いの色が、浮かんでいました。
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