「う~ん(゜_゜)」
3人は、考え込んでしまった。
机の上のカップからは、湯気も消え、
すっかり冷めてしまった。
その、冷めたココアを口にしながら、
裕太は、トシオの怯えきった顔を、思い出していた。
あの目は、普通ではなかった。
まるで、あの男に、殺されてしまうのでは?と、恐怖を感じ取ってしまった。

「ね、先生」
裕太は、口を開いた。
「死神の目的は、なんだろう?」
先生も、うん、とうなづき、
「私も、それは、気になってた。鍵に執着する、意味がわからない…」
 先生の、真剣な顔は、初めて見たのかもしれないと、二人は思った。
「あの男は、個人的に、滝本家に恨みを持っている可能性がある」
と言うと、意味ありげな顔で、2人の顔を見た。

「ところで、キミたち。モノはそうだんなのだが…」
先生は、真面目な顔をした。
「なに?」
「信頼関係って、大事だよな?」
 2人は、ワケが分からなくて、狐につままれた顔をした。
「信頼できる人物に、協力してもらおうと、思ってるんだ」
先生は、祐太と颯太の顔を、見比べた。
2人は、顔を見合わせて、
「えっ?話しちゃうの?僕達だけの秘密じゃなくなるの?」
と聞いた。
先生は、ちょっと考えて、静かに頭を振った。
「信頼にたる人間に、協力してもらおうと、思うんだ。全部、話すわけじゃない。
もちろん、私達だけで、解決できるなら、越したことないが、でも、死神が現れている。
とても、危険だ。これ以上近付くと、
命の保証がないかもしれない」
 先生は、真剣な顔をした。
「僕達だけでは、限りがある。このまま
続けるなら、私は、下りようと思う。
せめて、他の人の助けも、必要になってきた」
先生は、言葉を切ると、キョロキョロして、怪しい人はいないかと、外を眺めた。
「まずは。あの、刑事さん、どう思う?」
 先生は、2人の顔を、探るようにして見た。

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