部屋に戻ると、一気に疲れが出てしまい、しばらくそのまんま、固まっていました。
はあぁぁ
盛大にため息をついて、車椅子の背に、体を丸めて、もたれかかりました。
くすくすくす
しのび笑いが聞こえてきて、フッと
カーテンの隙間をのぞいてみると、香歩と目がバッチリ合いました。香歩は、面白そうに笑い、ユリナは、を反らしました。
「お疲れだね」
カーテンの向こうから、声をかけられました。
ま、ね。
ユリナも、軽く答えました。
「ふられちゃった」
思いついて、そう言うと、
「そ、」
短い答えが返ってきました。
「ま、そんなことも、あるよね」
香歩は、なんてコトない、という感じでしたが、その何気なさに、心が救われた、気分でした。
「そうよね。よくあることよね」
そうそう。
カーテン越しに、回りを気にすることなく、声をはって言いました。
「ふたり、お似合いだと、思ったんだけどな~」
香歩は、残念そうな、顔をしました。
「ま、世の中、そんなに甘くはないってことよね」
ユリナは、自分に言い聞かせるようにして、香歩に話しかけました。
そうだよね~
香歩も、神妙な面持ちで、聞いておりました。
その時、看護師さんが、カーテンの隙間から、顔をのぞかせました。
「お邪魔様。ちょっと、いい?」
そろっと、遠慮がちに、聞きました。
大丈夫、とユリナは答えました。
「先生が呼んでるから、お母さんと、来て」
母さんかぁ~
ユリナは、しばらく母さんに会ってないことに、気づきました。
「今日は、来るかどうか、わからないけど」
そっか、看護師さんは、残念そうに、うなづきました。
「ま、その時はまた言って。とりあえず、先生、待ってるから、そこの処置室に来て」
失礼しました、と看護師さんは、部屋を出て行きました。
ユリナは、もしかして、と思い当たりました。
はあぁぁ
盛大にため息をついて、車椅子の背に、体を丸めて、もたれかかりました。
くすくすくす
しのび笑いが聞こえてきて、フッと
カーテンの隙間をのぞいてみると、香歩と目がバッチリ合いました。香歩は、面白そうに笑い、ユリナは、を反らしました。
「お疲れだね」
カーテンの向こうから、声をかけられました。
ま、ね。
ユリナも、軽く答えました。
「ふられちゃった」
思いついて、そう言うと、
「そ、」
短い答えが返ってきました。
「ま、そんなことも、あるよね」
香歩は、なんてコトない、という感じでしたが、その何気なさに、心が救われた、気分でした。
「そうよね。よくあることよね」
そうそう。
カーテン越しに、回りを気にすることなく、声をはって言いました。
「ふたり、お似合いだと、思ったんだけどな~」
香歩は、残念そうな、顔をしました。
「ま、世の中、そんなに甘くはないってことよね」
ユリナは、自分に言い聞かせるようにして、香歩に話しかけました。
そうだよね~
香歩も、神妙な面持ちで、聞いておりました。
その時、看護師さんが、カーテンの隙間から、顔をのぞかせました。
「お邪魔様。ちょっと、いい?」
そろっと、遠慮がちに、聞きました。
大丈夫、とユリナは答えました。
「先生が呼んでるから、お母さんと、来て」
母さんかぁ~
ユリナは、しばらく母さんに会ってないことに、気づきました。
「今日は、来るかどうか、わからないけど」
そっか、看護師さんは、残念そうに、うなづきました。
「ま、その時はまた言って。とりあえず、先生、待ってるから、そこの処置室に来て」
失礼しました、と看護師さんは、部屋を出て行きました。
ユリナは、もしかして、と思い当たりました。