同じ職場(オフィス)で働くわけではございませんが、関わりの深~いキャストのひとつに、『スケジューラー』さんがおりました。

 

いわゆるクラークキャスト=事務方のキャスト(これにも正社員と準社員がある)でございます。

その名の通り、我々キャストのスケジュール調整を含む、勤怠管理や福利厚生関連のなんやかんやを担うお仕事のようでございました。(あんまり詳しくは知らない…。)

 

全くの裏方業務でございまして、

*オフィスも離れているため、実は毎日お世話になっている(毎日勤怠表の提出→IDレコーダー=タイムレコーダーの記録と照合。相違があれば即連絡が来る。とか…)のに、

人によっては、入社時と退職時の『勤怠の説明・入社退職に関連する書類諸々の説明のための面談』くらいしかまともに会ったことがないかも…というくらい普段はなかなか接する機会のない方々なのでございました。

*…後に本社の方へ移ってしまいましたが、その昔はパーク内の秘密の場所にあった。

その話は、こちらに…。


 

 

が…、”居心地がいい。フレンドリーな雰囲気”でお馴染み(?)の我がオフィス。。。

スケジューラーさんたちも割と気軽にお寄りになりまして、私もSL業務で事務作業なんかしておりましたから、彼女たちとも少なからず交流があったのでございました。

 

で、その中でも約1名、非常に印象深い方がおられまして。。。


Aさん(女子)、正社員 20代半ば。


当時、うちにいた同年代のSVさんと仲が良く、バックステージからのエリアオフィス(陸の孤島)への行き帰りに、よくうちのオフィスを使っておったのでございました。(←すぐ脇に、オンステージへのキャスト用通路があるので、わざわざうちのオフィスを通らなくてもよいのですが…。)

キャストへ配布する書類やらなんやらを置いてゆきつつ、ちょっとだべってゆくことしばしばでございます。



で、このAさん、ぱっと見は気立てのいいお嬢さん。(* ´∀`*)

美人。清純派。。。

お茶お花を習い、教養もおありになる。(現場=パーク内じゃない正社員なので、たぶん大卒。)

どこからどー見ても、『育ちの良いお嬢さん』。でございました。

えぇ、ぱっと見は…。(-。-)


が…、

厳しい。(-。-)y-゚゚゚← いやAさんは吸わないけど…。

非常ーに、キビシイ! 

中身が…!


いえ、物言いは柔らかい。

柔らかく聞こえる。( 微笑みながら言うから。)

が、品のある柔らかい声で、グサッとビシッと、結構なことをおっしゃったりするから尚こわい…。


私も、はじめの頃は

ヽ(^^)「こんにちは、〇〇(名字)さん!」と、さん付けで呼ばれておりましたが、こちらの方の中身もバレますと、(`Д´)ノ=з「ちょっとsuzu、アレ聞いたぁ?どぉ思う?バッカじゃないの!ねー!!」 みたいな…。

いつの間にかあだ名で呼び捨て。。

マブダチ認定。あざーっす!

みたいな…。でも、声は上品。


よくリードオフィス(店裏の事務所)で事務仕事をしていたり、ランナー(商品補充担当)で行ったり来たりしている時に、Aさんがお寄りになり、その場にいたSVさんやストックくん(物流担当)なんかとだべっておられるのを、ちらっと聞いたり、参加したりしておったのですが…


まぁ、だべりのネタは、仕事以外の話が主でして、年頃の衆が集まれば、人の自分の問わず、恋バナもありましょう。

そんな時も、A嬢はキビシイ。

(-。-)y-゚゚゚「なーに言っちゃってんの。そんなの別れちゃえ!ダメだそりゃ。終わり終わりー!」と、一刀両断 。

「バッカじゃないの!」も付いてくるかも知れない…。ちょっと笑いながら…。



そしてまた、こちらも時々お寄りになる(ええ、ほんとによく いろんな方が通り道に…)他ロケーションのイケメン(と言われていた)SVにも、非常ーにキビシく、決して媚びを売ったりチヤホヤ甘やかしたりはいたしませんでした。

なんなら笑顔でさらりと、


( ´∀`)「いい気になって、若い娘に手ー出す んじゃねーぞ。みんなが皆、自分を好きだと思うなよ。嫁、知ってっかんな!」


的な事を、会話に混ぜ込んだりなさる…。(上のとおりの言葉はおっしゃりませんが、よく聞いて要約するとこう。)

あ、一応彼のフォローをしておきますと、決して嫌味なキザヤローだとか、浮気なチャラ男ではないんですよ。いい人です。たぶん…。でも、自分がモテる事は自覚有り。なタイプ。


そして和やかに時は過ぎ、イケメンSVが退場しますと、柔らかな微笑みをたたえながら、


( ´∀`)「相変わらず爽やかイケメンぶってるねー。。ふふふ…


みたいなことを、これまた陰口風でもなく、『思ってる事をさらっと言ってみました。』 風でおっしゃる。

そして、


(-。-)y-゚゚゚「みんなどこがいいのかねぇー。私にはさっぱり分からないよ。」


(・∀・) 「ええ。私も好みではありませんが、一般的にいう爽やかハンサムさんで、モテるタイプなんじゃないですか?中身はよく知りませんけど。


(-。-)y-゚゚゚「ま、ねー。でも、私はいいわ。 嫁、知ってるし…。


( ̄∇ ̄)SV 「Aは、ブサイク好きだからね。」


(-。-)y-゚゚゚「ふふ。そうなのよー。」


Σ( ̄□ ̄)! なんと!



そう、Aさんは、『ブサイク好き』でございました。

それはよくある、本人にはタイプだからハンサムに見えているけれど、周りから見たらちょっと…。(「いい人そうだよねー。」としか言いようがない。みたいな…。)という意味ではなく、

Aさん本人も、

(^^)「この人はブサイク。」 と、分かった上での『ブサイク好き』なんですって…。


どちらかと言うと、幼き頃より面喰いだった私には、かなりショーゲキテキなご意見でございました。

しかも、《ブサイクだったら、浮気されたり、他の人に捕られる心配とかなさそうでしょう?》とか《私が主導権握れそうでしょう。》とかそういう理由でもなく…

(^_^)純粋(?)に、ブサイクが好き! 

なのだと…。


"(-.-"")ほ、ほーう。。

お茶、お華を習い、なんなら「お料理教室も通っちゃおーかなー。」なんて、私らの時代でも珍しいほどの花嫁修業に熱心なのは、未来のブサイク夫の為…。



( ̄∇ ̄)…世の中いろんな人がいる。


どんなものにも重要はある…。


そうして世界は廻っている。。。



ヒジョーに学びのある、Aさんとの出会いでございました。(-_-)




ディズニーランドのはじっこの、

ジャングルのその奥に、

 美しく咲く華一輪…。

美しい華には、刺も毒もありました。(キョーレツな!)


その後のAさんが、ヒジョーに気になる私です。 めでたく(?)理想のブサイクさんに出会えたのか…。

すんごい美男と結婚してたりして…。

(-。-)y-゚゚゚ えーっ、何のことー? みたいな…。





最後までお付き合いいただき

ありがとうございました。<(_ _)>

また来て下さいましね。

すんごい不定期ですけど…。スイマセン。