ワンオペレーション@フォーラ ム仙台
映画「ワンオペレーション」を見てきました。映画『ワンオペレーション』公式サイト9月18日公開「ワンオペレーション」公式サイト。ローズ・バーン主演、ゴールデン・グローブ賞、ベルリン国際映画祭、アカデミー賞を席巻。A24がワンオペ問題に切り込んだ衝撃作。synca.jp夫が仕事で長期不在の妻。職業はセラピスト。摂食障害の娘がいて、娘は体のチューブから栄養を入れ、日中は病院で管理、夜は母親が世話をしている。その母親が、ワンオペ育児の限界を迎え、どんどん心理的に追い詰められていくさまを描いた作品。ゴールデン・グローブ賞、ベルリン映画賞、アカデミー賞など、数々の映画賞に輝いたりノミネートされたりした話題作ですが、私的に、率直な感想は――いや~久しぶりにB級映画を見た!でした。笑というのは、「ブラックユーモア」と「ホラー」を織り交ぜた雰囲気が、限りなくB級っぽいドタバタ劇に見えてしまったんですよね。でも、監督の実体験に基づいた作品、というだけあり、母親の「逃げ場を失った心理状態」が、かなり誇張されながら克明に描かれていたと思います。私たちの時代、ワンオペ育児は当たり前でした。双方の実家が遠ければ大人の目も自分以外になくて、本当に気が狂うほど大変でした。「自分」が子供にどんどん浸食されてすり減っていく感覚。子どもを産み落とした瞬間から「母親」として課せられた責任と重圧。それは確かに、生命と存在を脅かすほどの、とてつもない「恐怖」でした。うちも長女が10人分くらい自己主張が強い子で・・しかもものすごく病気が多かった! 私は家で翻訳の仕事をしていたので、私費で民間の保育園に入れてたけど、熱が出ればすぐお迎え。風邪にかかれば中耳炎も併発。そして中耳炎は1か月ほど通院が必要で・・娘は毎回医療器具を怖がってパニックのように泣き叫び、母親が呼ばれて押さえつけなければならない。保育園を休まれると何のために稼いでるのかわからなくなるし、仕事の締め切りは迫ってくるし、ほんと、頭、狂いそうだった。そしてそういう子に限って、親からするなと言われたことを必ずする。公園に行けば毎回木切れに突撃、手に持って振り回す。危ないって言ってるのに!よそのお宅に行けば狭い部屋の中で全速力でおにごっこ。おかげで長女は、2回も顔を縫っている。今も傷跡がありますよ。まさに、携帯のない時代、夫はいつもいなかった。うちは研究者だったので、長期で海外に行くことが何度もあり、家を出ればもう捕まらない。娘がけがをして血だらけになったら、総合病院の救急に飛び込んで、そして当直のレジデントにへたくそに縫われなければ 縫ってもらわなければならないわけです。夫がフェローで何か月も外国に消えた時は、4歳になったばかりの長女が遠い目をして、「ママ、うちには昔パパがいたけど、もう死んじゃったんだよねー」と。「いやいや死んでない、来週帰ってくるから!!」とブンブン首を振って答えたのを覚えています。だからワンオペは当たり前だったよ。よく発狂しないであんな大変な子供を育てられたものだ、と思います。まさに、気力と体力の限界でした。だけどね。映画との最大の違いは、映画の主人公のママは、か~~~~っとなると、だれかれ構わず汚い言葉で罵る。自分が悪くても相手にかみつく。駐車場のおじさんにも中指を立てる。日本人にはこれはないよね。だって、我慢と忍耐は日本人の美徳!いくらワンオペで脳みそが沸騰しようと、旦那以外の人に向かって怒りを爆発させることってないと思う。でも、Z世代以降はわからないなぁ。中指立てるのも時間の問題かも? そんなことを考えました。そしてもちろんこの5連休も、夫は3日間は仕事でいません。だけど私の生命と存在を脅かす、あのリトルギャングはもういない!ああ、なんて平和なんだろう!!卒母万歳!!