大ゴッホ展「夜のカフェテラス」@福島県立美術館
こんにちは。先週の週末、TV局に出向中の長女メープルが取材したという、福島県立美術館の大ゴッホ展に行ってきました。「大ゴッホ展」。阪神淡路大震災や東日本大震災の復興イベントの一つとして、神戸→福島→東京の予定で、昨年から巡回中です。(東京は5月末より上野の森美術館にて公開)まずゴッホと今回の展示について。皆さんよくご存じの通り、ゴッホはオランダ出身で、生存中には1枚も作品が売れませんでした画商だった弟テオが全面的に支援するも、テオはゴッホの没後1年で、後を追うように死去。その後オランダ人のヘレーネ・クレラー=ミュラー女史が、ゴッホの作品を精力的に収集。今回は彼女が創設したクレラー=ミュラー美術館の全面的な協力により、門外不出と言われる「夜のカフェテラス」ほかの作品を、特別に貸し出してもらったということです。が、門外不出の「夜のカフェテラス」。1950年代に開催された、日本初のゴッホ展ですでにお目見えしており、実はその後も2、3回来ているそうよく調べるとそういうこともあるようですがそれにしてもなかなか見られない有名作品が見られる千載一遇のチャンス、ということで、お客さんが殺到しています。福島県立美術館でも、現在のところ土日祝日は、日時指定予約制です。4月28日以降は平日も予約制になるとか。東京公開時の混雑を見越して、東京から福島まで見に来ている人もいるそうですよ。撮影が許されたのは、以下の5枚でした。《草地》1887年《レストランの室内》1887年《自画像》1887年《石膏像のある静物》1887年《夜のカフェテラス》1888年綾瀬はるかさんの音声ガイド700円は必須です!せっかく来たなら音声付きで見ないと。作品の理解度が格段に違いますよね。***私は全くの素人で、作品の見方についてはよくわからないのですが、最近は美術展に行くと、作品よりも、作家の生き様や時代的な背景を知ることが面白いと感じています。それで今回の展示を見て、お粗末ですが、自分なりにわかったり感じたりしたことを書いてみますね。わかったこと・ゴッホはペリー来航の年(1853年)に生まれ、37歳で拳銃自殺(1890年) ・作品展示は時系列。 オランダ時代→パリ時代→アルル時代。・《オランダ時代》:バルビゾン派、ハーグ派の影響を受ける。灰色や黒っぽい色が基調で、暗い。農民や労働者に生命の美しさを見出す。・《パリ時代》:都市文明と、印象派の洗礼を受ける 色調は明るくなる・《アルル時代》:ゴッホの芸術活動の集大成。名作が続々と誕生思ったこと・幼少期の環境が、人間の価値観と美意識を決める。(農村で育った牧師の息子のゴッホには、パリのきらびやかな世界は合わなかった)・トレンド(この時代ならルノワールやモネ、ドガなど、印象派の美しく明るい世界)から外れたものは、売れない。(翻訳もしかりです。なんて素晴らしい翻訳だろう!と思う文学作品ほど初版で絶版となり図書館の地下書庫に眠っている)・貧しければ有力者との出会いがなく運を逃す。・文化のトレンドを作るのは時代のニーズ。(高級アパレルが崩壊し、ユニクロが席巻している現代に通ずるものあり)最近ジョニー・デップが監督した「モディリアーニ」という映画を見にいったのですが、その映画でも、モディリアーニが全く絵が売れずに、画商にもけなされて、作品を全部窓から投げ捨てるシーンがありました。トレンドに身を売るか、独自の美意識を貫くか、画家には画家の葛藤があったのでしょうね***福島では今回のゴッホ展とコラボして、市内のカフェでゴッホ飯なるものが提供されていました。メープルが選んだお店はこちら。(以下、画像お借りしました)サイトウ洋食店さん。こちらの名物のオムライスが、ゴッホを意識した青いお皿で提供され、青✖️黄色で夜のカフェテラスムードを味わえるはずでしたが青いお皿、出払っていたのかな〜。実際はこれでした~味は期待通りでした!***ゴッホ展ではいろんなグッズ販売もあり、それも券をもらわないと入れてもらえませんでした。混雑回避のためにすごい念の入れようですね。夫が珍しく記念に絵を買おうというので、こちらを購入。即席でわが家の青と黄色のものを飾り付けてみましたよ夫はよほどこの絵が気に入ったと見え、毎日、「いいな~」を連発。売り場でも「夜のカフェテラス」はすごい売れ行きでした。フォーマットも油絵や↑のようなポスター風、キャンバス、額あり額なし、サイズもいろいろありました。それから、夜のカフェテラスの実際のお店に、フランス留学時代、2017年に南仏一人旅でメープルが行ったそうです。その時の写真がこちら。メープルは時間が押していて、中には入らなかったそうです。今はもうクローズされたそうで、入っておけばよかったと残念がっていました。この「大ゴッホ展」は第1期、第2期に分かれてのイベントで、今回は第1期。第2期は2028年の開催で、目玉は「アルルの跳ね橋」だそうです。第2期が来るときは、もうメープルは福島にはいないだろうなあ。だけどそれもまた、家族で見に行けるといいな