第25場 ゲラール邸

フリッツ「お祖父ちゃまこんにちは」
ヨゼフ「おお、おお、フリッツこっちにおいで」
リーズ「おおきくなったわね、フリッツ」
フリッツ「おばあちゃまこんにちは」
ヘルマン「忙しくてご無沙汰しています。」
ヨゼフ「ヘルマン、スイスに資金を移動する算段だが」
ヘルマン「はい今日はそのお話で」
ヨゼフ「ゆっくりしていきなさいロッテ」
二人部屋を出ていく
ロッテ「パパとママは本当にスイスに行くの?」
リーズ「まだわからないわ。でも戦争に負けたら世の中は変わってしまうでしょう。さあ、フリッツお菓子を用意させるからいただきましょう。テレーズ、フリッツにお菓子を用意して」
テレーズ「さあ、坊ちゃまお菓子をご用意いたしますわ。行きましょう」
フリッツ「うん行こう」
リーズ「フリッツはいい子に育ったわ。」
ロッテ「ママの言うとおりだったわ。ヘルマンはとてもいいひとよ、忙しすぎるのが心配だけれど。」
リーズ「パパも最近はあまり家にいないのよ」
ロッテ「ヘルマンも深夜に帰宅して睡眠もままならないみたいな状況が一年以上よ、いくらなんでも心配よ」
リーズ「ロッテ、戦争に負けたら世の中は変わるわ。大変なことになると思うの。お父様は事業をヘルマンに移譲したようにみせて財産を処分して、あなたたちもスイスに呼ぶつもりなのよ」
ロッテ「その話し合いなの?」
リーズ「ドイツ主義に台頭されたらこの国はなくなるかもしれない」
ロッテ「帝国がなくなるというの?」
リーズ「その可能性もあるわ」
ロッテ「ヘルマンはそれで忙しくしているのね」
ロルフ「奥様、ギース夫人とシュヴァルツ夫人がいらっしゃいました」
リーズ「ナンネルにお茶を用意させてちょうだい」
ギース夫人とシュヴァルツ夫人が入ってくる
シュヴァルツ夫人「まあ、ロッテさんもいらっしゃったのね」
ロッテ「ごきげんようシュヴァルツの奥様」
ギース夫人「お久しぶりね、ロッテ」
ロッテ「ごきげんようギースの奥様」
リーズ「今お茶を用意させますわ」
ギース夫人「ロッテ、坊ちゃんは大きくなったでしょう」
ロッテ「ええ元気すぎるくらいです」
ギース夫人「うちの息子も早く身を固めてほしいのだけれども、孫の顔は見られないのかしら」
リーズ「そのうちに良いお相手が見つかりますわ」
シュヴァルツ夫人「うちの息子夫婦はまだ子供ができないのよ。」
リーズ「うちも上の娘はまだですわ、結婚してかなり経ちますのに。こればかりは授かりものですから」
ギース夫人「そういえば、私の小間使いに雇っていた娘がいたでしょう覚えていらっしゃるかしら」
リーズ「とても美人のフランス風の顔立ちの女の子だったかしら」
ギース夫人「お宅の顧問弁護士と結婚したのよ」
リーズ「シュタイフ先生が?ですか?」
ギース夫人「何にも聞いてらっしゃらないの?」
リーズ「結婚したことはうかがいましたけれどお相手までは」
ギース夫人「貧しい家の娘で字も読めなかったけれど綺麗な子だったから見つけた時にすぐに雇い入れたの。連れて歩くにはきれいな娘がいいでしょう。親は二つ返事で承諾したわ。飲み込みも良くて気も効くし重宝していたんだけれども、持参金なしで嫁にもらってくれるって男を親が見つけてきてやめてしまったのよ。でもせんだっての流感で家族皆生まれた子供まで死んでしまって、寡婦になっていたってきいたわ」
シュヴァルツ夫人「でも、お宅の顧問弁護士の先生は、10代続いた由緒ある家柄の貴族でしょう。シュタイフの奥様が社交界に出ていた頃はお会いしたことがあるわ。」
ギース夫人「だから驚いたのよ、今世紀になってから買ったフォンじゃないのよ、そんな家柄の貴族が学校も行けないで字も読めない貧民と結婚なんて。それも寡婦よ。物好きにもほどがあるじゃない。そりゃあ確かに美人でしたし若いけれど、家名を傷つけるような結婚をするなんて」
ロッテ「ギースの奥様、先生に対してそんな侮辱的なお言葉聞き捨てなりません。」
リーズ「ロッテ、よしなさい」
ロッテ「シュタイフ先生は私の恩師で立派な方です。自分が由緒ある貴族だからと人を見下げたりなさいません。その先生が選んだ方です。侮辱しないでください。」
ギース夫人「でも由緒ある貴族が貧民と結婚なんてありえません」
ロッテ「あなたはいい子だったのにやめてしまったとおっしゃったけれど、あなたの家の女中が辞める理由はウィーン中が知っているわ。あなたの大事な息子が酒を飲んでは女中に手を付けるからでしょう。」
リーズ「ロッテ!」
ロッテ「縁談がまとまらないはずよ」
リーズ「ロッテ、謝りなさい」
ギース夫人「まあなんてことでしょう、結婚して人妻になった大人の口の利き方かしら、信じられないわ世間知らずの小娘じゃあるまいし」
ロッテ「世間知らずで申し訳ございません。立派な夫に大事にされているので」
リーズ「奥様申し訳ございません」
シュヴァルツ夫人「まあでも、ロッテさんの仰ることは本当のことですものね」
ギース夫人「奥様!」
シュヴァルツ夫人「戦争で時代も変わりますし、だらしない男より誠意のある青年のほうが良いでしょう。こんなに教え子が擁護するんですから立派な方なんでしょうね」
ギース夫人「ああ、不愉快だわ、私は帰ります」
リーズ「本当に申し訳ございません。」
ギース夫人「どんなに立派なのか知らないけれど、文無しの落ちぶれ貴族じゃないの」
シュヴァルツ夫人「酒飲みの女好きよりいいわよね」
ギース夫人「何てことなの」
シュヴァルツ夫人「謝ることなんかないわよ、本当のことなんだから」
ギース夫人憤慨して出ていく
シュヴァルツ夫人「うちが卸すのを止めたらギース商会はやっていけないんだから気にすることないわ」
ロッテ「悔しいあんな言われ方」
リーズ「でもロッテ、あんな言い方は良くないわ」
シュヴァルツ夫人「いいのよ、寡婦だって気立てが良くて若い美人なら男ならいうことないわよ」
 
26場 カフェ
 
ユリウス「お元気ですか」
ハンナ「先生、ベルタはどうしています?近くだからたまにはかおをみせてと言ってください」
ユリウス「一緒ですよ」
ベルタ「おかみさん」
ハンナ「まあベルタ、すっかりいいとこの奥様じゃないか、綺麗だよ」
ベルタ「お知らせしたいことがあって、実は赤ちゃんができたんです」
ハンナ「まあきあ、おめでたなのかい、冷やしちゃいけないよ、何でも頼りにしてちょうだい」
ベルタ「喜んでもらえてうれしいわ」
ハンナ「当たり前じゃないか、あんたは幸せにならなくちゃいけないんだからね」
ベルタ「とても幸せよ」
ユリウス「今担当している案件が忙しくてなかなか気遣ってやれないんです。たまに面倒を見てやってください」
ベルタ「あなた心配しすぎよ」
ユリウス「君が家政婦が嫌だというから」
ベルタ「私がおさんどんできるのにあんな狭い家にいらないわ」
ユリウス「だから子供が生まれたら引っ越そう」
ハンナ「そういう喧嘩は幸せでござんすね」
ベルタ「あたし坊やが死んでしまったとき、死んでしまおうかと思ったんです。悲しくて…だから赤ちゃんのこととても楽しみでとても嬉しいの」
ユリウス「僕もさ。僕には血のつながりのある人間がいない。家族が増えるんだ。楽しみだよ」
ベルタ「大切にしてあげたいの、」
ユリウス「そうだね」
ハンナ「ベルタ、すぐ近くなんだから、たまにはご飯を食べにおいでと言いたいところなんだけれど、近頃物が入ってこなくてね、店を閉めて田舎に引っ込もうかと考えてるのよ」
ユリウス「戦争で物資が不足している影響か…シュヴァルツ商会に話をしてみよう、あそこは食品の流通に強いはずだから、それとアルコールは僕の親友の家が扱っていますから都合をつけましょう」
ハンナ「本当かい?あんたあんた!」
カインズ「何だお前騒々しい、あ、これは先生、ベルタも一緒かい」
ハンナ「先生が仕入れを都合してくれるって」
カインズ「本当ですか、助かります」
ユリウス「親父さんのソーセージが食べられなくなるのは残念だからね」
 
第27場ドーフ家玄関
 
ドーフ邸を出るヘルマンを襲う男。ユリウスがそれを阻む
男「何しやがる、弁護士先生、裁判の時と同じで俺のやることを邪魔するのか」
ユリウス「私が阻まなくてもいずれ警察が捕まえに行っただろうよ、お前は貧しい字の読めない人たちに対して詐欺を行ってきた。その上ドーフ商会から商品をだまし取ろうとした。」
男「お偉い先生、ヤクザな人間にとってはそんなことは普通のことなんだよ、俺の邪魔をするとどんなことになるか思い知ることになるぞ」
ヘルマン「ありがとう、君は見かけによらず暴漢にも強いんだな」
ユリウス「くずのような父親を持っていましたから。自慢できることではありませんが」
ヘルマン「ああいう連中は気を付けたほうがいい」
ユリウス「ええ、あなたを襲うことでヤクザものに抵抗すると恐ろしい目に遭うと思わせたかったんでしょう」
ヘルマン「訴訟の時も今日も助けられた。重ねて礼を言うよ」
ユリウス「銀行の顧問弁護士として当然のことです」
玄関からロッテが慌てて出てくる
ロッテ「先生、大変よ奥様が…警察から連絡があったの、ご自宅に急いで!」
ユリウス「ベルタが、妻が」
ロッテ「暴漢に襲われたそうよ。犯人は捕まったって」
ヘルマン「うちの馬車を使っていいから、急いで奥さまのところに行ってさしあげて」
ユリウス「ありがとうございますお言葉に甘えさせていただきます。」
 
第28場 ユリウスの部屋
 
部屋のベッドに寝かされているベルタ。医師は首を振る
ユリウス「あいつら…ベルタ、ベルタ、しっかりして」
ベルタ「あなたがいなくてよかった」
警察官「カギを壊して侵入しています。計画的な犯行でしょう。先生が先日担当した裁判で先生に負けた男の犯行のようです」
ユリウス「さっき襲われた。あの男の仲間か」
ベルタ「あたしだけでよかった…あなたあたしもう駄目よ」
ユリウス「そんなことないよ、しっかりするんだベルタ」
ベルタ「赤ちゃん産んであげたかった…あなた」
ユリウス「しっかりしてベルタ」
ベルタ「あなたと出会えて幸せだったわ…こんな私だけれど大切にしてもらって」
ベルタ息絶える
ユリウス「僕と結婚しなければこんな目に合わずに済んだのに」
ハンナ「幸の薄い子だったよ、やっと幸せになれたと思ったのに、こんなことになるなんて」
ユリウス「ベルタ…」
ユリウスべルタを抱きしめる
 
第29場 ユリウスの部屋
 
ユリウス酒瓶を片手にしてだらしない様子
呼び鈴
ユリウス「どなたですか」
ヨゼフ「私だ。ゲラールだ」
ユリウス招き入れる
ヨゼフ「奥さまのことはお悔やみ申し上げる」
ユリウス「恩あるあなたにこんなみっともない姿は見られたくなかった」
ヨゼフ「君のことは息子のように思っている。本当だ」
ユリウス「その言葉を疑ってはいません。でなければこんなだらしない男のところになどわざわざ来てはくださらないでしょう」
ヨゼフ「私は悲しいよ期待をかけた君のこんな姿に」
ユリウス「誰だって私のような目に合えばこうなりますよ。妻は善良な女だった。私のことを落ちぶれ貴族が貧民と結婚したと悪くいうものもあったが、落ちぶれ貴族で財産のない私が誰と結婚しようといいじゃないか、運のない天涯孤独の女で幸せにしてやりたいと誓ったのに。わたしの妻にならなければ、まだ生きていられただろうに。まだ19だったのに可哀相に」
ユリウス号泣
ヨゼフユリウスを抱く
ヨゼフ「私がロッテとの仲をゆるしていればよかったのか」
ユリウス「親ならば、こんな文無しに娘をくれてやるものなどないでしょう」
ヨゼフ「私も文無し同然で家内と一緒になった。社交界での侮蔑と嘲笑には私も妻も悩まされた。ロッテは世間知らずだ。君を入り婿同然に家に入れたなら社交界での嘲笑に君とロッテも悩まされるだろう私は自分の厳しかった経験からロッテをドーフさんにと考えたのだ。許してくれ」
ユリウス「恨んでなぞいません。今お嬢様はお幸せなのでしょうそれでいいと思っています」
ヨゼフ「ロッテも嫁に行くまでは毎日泣いていたが今は落ち着いている。ロッテのためにも君には立ち直ってほしいのだ。ロッテだけではない我が家の子供たちにとって君は師匠だ。大切な存在なんだ」
ユリウス「情けないと笑ってください。妻のことを思うと立ち直れないんです」
ヨゼフ「死にたいのか」
ユリウス「かといって自殺もできない、酒に手が伸びてしまう」
ヨゼフ「今日は君に仕事をもってきたんだ。その様子では死ぬのもいとわないといった体だな」
ユリウス「なんですか」
ヨゼフ「忙しくしたほうがいい、前線で捕虜の通訳を探している。機密に関する専門用語も多いので語学堪能なものを求めている。どうだね、酒におぼれて自分の実の父親のように少しづつ死んでいくよりずっと有意義だろう」
ユリウス「お引き受けいたします」
ヨゼフ「荷造りをしなさい。三日後に迎えをよこそう」
ユリウス「承知いたしました。感謝しています」
ヨゼフ「生きて帰ってくるのだぞ」
ユリウス返事をしない
 
第30場ドーフ家居間
 
ヘルマン「君は聞いているのか、シュタイフさんが前線の通訳に行くことを」
ロッテ「姉から聞きましたわ。先生の身の上は本当にお気の毒で絶望された気持ちも私はわかります」
ヘルマン「君は彼をそのまま行かせるつもりなのか」
ロッテ「私にはどうすることもできないわ」
ヘルマン「君は行くべきだ」
ロッテ「あなた」
ヘルマン「行かねばきっと後悔する」
ロッテ「そんなことはないわ」
ヘルマン「いや後悔するよ、自殺するようなつもりで行く彼に生きてほしいと伝えねば後悔する」
ヘルマン「時がつむぐものが
暖かい幸せになることを
君は知っているだろう」
ロッテ「あなたはいつも真心で包んでくれた
暖かい幸せ」
ヘルマン「この幸せはかけがえのないもの」
ロッテ「暖かい幸せ」
ヘルマン「これからの人生を共に歩んでいく」
ロッテ「暖かい幸せ」
ヘルマン「君のほほえみが僕を幸せにしてくれた」
二人「信じている誰よりも」
 
第31場 ユリウスの部屋
 
旅支度をしているユリウス。呼び鈴の音
ユリウス「一体誰だろう、どなたでしょうか」
ロッテ「シャルロッテ・ドーフです」
ユリウス、ドアを開ける。
ユリウス「どうして…」
ロッテ「パパから聞いたわ」
ユリウス「やりがいのある仕事になりそうだ」
ロッテ「危険なんでしょう」
ユリウス「無論そうだけれども」
ロッテ「だから皆引き受けない」
ユリウス「僕にはもう何もない。幸せにしたいと誓った妻も子供も僕のせいで殺された。何を恐れる必要があるんだ」
ロッテ「あなたには息子がいるのよ、」
ユリウス「えっ」
ロッテ「フリッツはあなたの子よ、ヘルマンは知っているわ、ここに行けと言ったのはヘルマンよ、行かねば後悔すると」
ユリウス「君はなぜそのことを黙っていた」
ロッテ「ヘルマンが誰にも言うなとスキャンダルで互いの家名やフリッツの将来がめちゃめちゃになるより、二人で大切に育てようと…」
ユリウス「すべて僕のせいだ。君の父上を欺いた罪だ、あの時すべて正直に話していれば、ベルタと結婚することもなく、彼女は僕のために殺されずに済んだのに」
ロッテ「何があっても
生きて帰って
今でもあなたを愛している
あなたが生きていてくれることが私の支えよ」
ユリウス「君は幸せなのかい」
ロッテ「とても幸せよ ママの言うとおりだった
優しい夫にかわいい子供
とても幸せよ」
ユリウス「時がつむぐものが
暖かい幸せになることを
君は知っているだろう」
ロッテ「夫はいつも真心で包んでくれた
暖かい幸せ」
ユリウス「この幸せはかけがえのないもの」
ロッテ「幸せになってはいけないなんて思わないで
私も一時はそう思ったわ
でもそんなことはないのよ
生きて帰って」
ロッテロケットを取り出してあける
ロッテ「写真を見せてフリッツよ、これを持っていって」
ユリウスロケットを受け取り頷く
 
第32場 ドーフ家居間
 
ヘルマン「ロッテ、急いで支度をしよう、ドイツ軍とつながっている警察幹部が僕を逮捕しようとしている」
ロッテ「何故なの」
ヘルマン「やっぱり資金移動はまずかった。それに僕の財産を差し押さえできる口実が欲しいんだ。君のご両親のもとに急ごう」
ロッテ「父は落ち着き先は決まったのかしら」
ヘルマン「当然決めてから国を出ているだろう。ロッテ、多彩な民族が平和に暮らした僕たちの美しい帝国はドイツ主義に飲み込まれてしまうだろう。ドイツ人だけが至上だという思想に僕は賛同できない。帝国はユダヤ人もドイツ人もトルコ人も共生できた。でも戦争はすべてを変えてしまうだろう」
ロッテ「私たちの帝国がなくなってしまうなんて」
ヘルマン「国境を鉄道で超えるルートは捕まる可能性が高い。最短で行くには登山鉄道で国境近くに行ってそこから徒歩のルートだ。けれども君一人でフリッツを連れて行くのは大変だろう。僕も一緒に行こう」
ロッテ「あなたは一人で行動した方が私たちが足手まといになってはいけないわ」
ヘルマン「君がフリッツを連れて徒歩で行くのはきつすぎる。」
ロッテ「いいのよ、心配しないで鉄道のルートを行くわ」
ヘルマン「フリッツは僕の息子だ血がつながらなくても僕の子だ。守ってやりたいんだ」
ロッテ「ヘルマン」
ヘルマン「ロッテ、行こう、もし僕が捕まったら君がご家族のもとにたどり着けるかわからない」
ロッテフリッツの肩を抱き頷く