東アジア人が日頃ひいている風邪のウイルスはCOVID-19と類似性があって日本に住む大かたの人には免疫があるやら、BCGの予防接種が効いているやら、日本のコミュニケーション習慣や日本語は飛沫が飛びにくいやら、諸説飛び交うなか昨日の東京の新規コロナ感染者数は130人超え。さらには熊本南部や鹿児島では大雨の被害が。皆さま無事にお過ごしですか。

 

このかた有益な情報など何一つ書いて来ていないこのブログですが、発言のひとつひとつに重みが問われるコロナ禍にアップするとなると色んなことをちゃんと調べなきゃ、とネットでコロナや政治関連のものを読み漁り、そこから自分の考えをまとめ……みたいなことをやり出したら、世の中には余りに様々な問題が山積みなことを改めて気付かされ暗澹とした気持ちになってきて……

 

さらに他人の不勉強を攻撃するツイートだったり、独善的な正義感で人に色々提言しているツイートを見ながら「きっと戦前の世界はこんなだったんだろうな」と更に暗い気持ちになり……

 

僕の知り合いの中で一番学のある人に「どういうスタンスで居るのが良いんだろう…」とLINEで尋ねたら「それは人に訊くことじゃないよ。自分の思うようにすればいいんだよ」と至極真っ当に諭され……

 

東京コロナ砂漠に迷い込む44歳……

 

現時点で自分のキャパシティでこれ以上いろいろ読んで、考えて、書いて、人と討論して…ってやってるとたぶん音楽を作る心が死ぬ……

 

僕の周りにはそれを両立させている優秀な人はたくさん居てお恥ずかしい限りですが、過集中気味の僕には両方は無理、どっちかしか無理、自分のペースで生きるしかない、という結論に至り、しばしSNSともソーシャルディスタンシングしてました。

 

Good Bye……

 

 

 

 

……からの7月。

 

作品の告知という社会的責任ゼロなことからブログ復帰します。

 

7月1日配信開始のCreepy Nutsと菅田将暉さんのコラボ曲「サントラ」でDJ松永さんとの共同編曲という名のお手伝いで参加しています。

 

 

MCバトルで日本一という称号を持つラッパーのR指定さんに、DMCで優勝という世界一の称号を持つDJ松永さんに、明らかに若手俳優のトップの中のひとりであり歌手としても多くのヒット曲を持つ菅田将暉さんという、表舞台のプロとしては誰もが認める屈指の人たちですが

 

Rさんのペンによる「この人生ってやつは作り話 自分の手で描いて行くしかない」という【uiaai】の韻に乗せた人生訓は44歳の僕からしても後光が射してるし、今回のトラックのヒップホップとロックを行き来するアレンジの斬新なアイディアや構築は全て松永さんによるものだし、RECの時に菅田さんの提案にCreepy Nutsの両氏が「おおおー!それで行きましょう!」となる場面もあったりと、三者が三様にクリエイティブな力を恐ろしく持ち合わせており

 

そんな20代の才能が結集した「サントラ」。初オンエアされた先週のオールナイトニッポンは音源制作ディレクターとリアルタイム視聴して、「……感動しますね」とLINEで報告し合いました。

 

発売当日はオリコンのデジタルシングルランキングで首位だそう。

 

 

参加させて貰っておきながら他人事みたいに言いますが、お三方の輝きを以ってすればただただ納得。楽曲、こちらでぜひチェックしてみて下さい。 ベースは大神田智彦くん、ギターは磯貝一樹さん、ドラムはオーサカ=モノレールのSOKIさん。

 

 

 

同日に、現在東北を拠点に活躍中のボーカルグループ、EnGene.のシンガー金澤豊くんのソロデビューシングル「碧い瞳のエリス」も配信開始。こちらも輝ける20代。

 

 

僕は編曲=ピアノonlyの伴奏で参加しています。僕と同世代以上の方はご存知かと思いますが、玉置浩二さんが所属していたグループ、安全地帯の作品のカバー。

 

 

安全地帯の作品の中でも特にダーク度の高く、かつ容易に崩してはならぬ黄金律のようなものもある作品。豊くんの自宅スタジオと僕のスタジオでお互いリモートで仕上げて行きましたが、少なくとも僕にとってはかなりチャレンジングな楽曲でした。高い山!

 

なおこの「碧い瞳のエリス」を含め、金澤豊くんはここから5週間連続で作品をリリースするそうです。ぜひそちらもチェックしてみて下さい。

 

そんなスパルタなプロデュースを敢行しているのはDA PUMPの「U.S.A.」の作詞等々でお馴染みのshungo.さん。だだちゃ豆饅頭とか、きしめんとか、ポテトチップスとか、地方の物産のカロリーで僕を胃袋から甘やかす大変恐ろしいお方!