50周年明治座公演の終わった由紀さおりさんと、今度は50周年ツアーでやる楽曲のキーと尺の確認。ここで決まったことを元に来週バンドで録音をするので、今日から一週間、僕は自宅で譜面作成。

 

駐車場の無いスタジオだったのも有り、その後「絶対に気付かれないわよ」と言って、由紀さんは普通に電車に乗って帰って行かれました。由紀さんのその度胸が半端なく凄いですが、確かに電車の中にいらしても本物とは思わないかも……。

 

さて、先日僕はこんなツイートをしました。

 

……ということを書いた矢先に、フィリピンの国名が変わるかも知れないという報道。

 

その話を持ち出してるフィリピンのドゥテルテ大統領って、麻薬撲滅を掲げて、犯罪に関わったとされる市民を5000人近く殺して、オバマ前大統領に人権蹂躙だ!と言われたら「プータン・エナモ!」(※僕が覚えてる数少ないタガログ語。英語でいうサノバビッチ=売春婦の息子)と罵った、というなかなかな人物。

 

急に世界史の授業みたいになりますが、フィリピンはスペインの植民地→アメリカの植民地→日本軍による占領……という歴史を辿っている国なので

 

最初にフィリピンを征服した当時のスペインのフィリペ皇太子にちなんで付けられた『フィリピン』という国名を「自由」や「気高く誕生した」という意味合いの『マハルリカ』という国名に変えよう、というドゥテルテ大統領の意見もある側面から見たらごくごく真っ当なようにも感じますし、他国の人間がとやかく言うことでも無いのですが、育った国の名前が変わるのは正直複雑な気持ち……。マハルリカ育ち、になるのかぁ……。

 

ちなみに、フィリピンは、原住民、マレー系、中華系以外にもスペイン系の人も多くて(日本とフィリピンのミックスでも、おそらくラブリさん白濱亜嵐くんのご姉弟とかはスペイン系の血筋かと)、ヒスパニックっぽい文化圏とも言える国。そういう意味では、国名に刻まれてるスペイン統治下だった名残もあながち全面否定しなくても良いのかもな、とも思いますが、果たしてどうなることやら。

 

そんなフィリピン。両隣が強盗に遭った、というツイートの後であまり魅力を語るのに適したタイミングではありませんが、基本人が優しく、音楽好きで、海も本当に綺麗(ざっくりとした説明)。

 

今世界で残ってるサンゴ礁の大半は、外海の潮の流れに晒されていない沖縄の八重山諸島とフィリピンの内海と言われてるくらい。皆さんも機会があったら是非行ってみて。麻薬にさえ手を染めなければ、大丈夫……なはず!

 

ネットで拾ったこのパラワン諸島の写真、全く脚色じゃない。なお雨期と乾期がありますが、その中でも一番過ごしやすい乾期の11月〜翌年2月にぜひ。というか、マハルリカになる前にぜひ。(季節に関しての詳細はこちら

 

TABIPPOより転載)