昨日2月13日に発売になったCHEMISTRYのWリードシングル『もしも/夜行バス』の「夜行バス」と、通常盤にのみ収録されている松任谷由実さん「夕闇をひとり」(1981年の名作『昨晩お会いしましょう』に収録)のカバーのサウンドプロデュースに参加しています。

 

 

 

「夜行バス」はcannaのお二人による作品(リンク先に飛ぶと音楽が流れるのでご注意ください)。僕なりに深い闇の中に沈んでいくようなイメージだったり、夜明けをイメージしながらピアノのみで伴奏してみました。

 

にしても、ピアノの伴奏って面白い。以前もCHEMISTRYの「月夜」という曲をピアノの伴奏のみで録音したことがあるのですが、フルオーケストラのような足し算は出来ないので、右手と左手の、それも全部の指は使わないから、5〜6音だけを使って、極限まで引き算をしていく、最低限必要な音だけを探していく作業。

 

CHEMISTRYのふたりくらいボーカルに明確な個性やスキルがあると、余計な装飾を施す必要がないので、思う存分引き算が出来て伴奏者冥利に尽きます。

 

そして「夕闇をひとり」。時々「荒井時代だけ聴いてればいいよ、ユーミンは」っていう方がいますが、僕は全ーーーーーーくそんなこと思っていなくて、特に70年代後半〜80年代初頭のあたりの洗練ぶりは僕の音楽的な好みで言っても垂涎の的!「夕闇をひとり」はそんな中におけるone of the 頂点に近い作品のような気がします。

 

今回、敢えて原曲のアレンジも忠実にコピーしているのですが、改めて松任谷正隆さんのアレンジの無駄の無さよ(オリジナルアレンジとして松任谷正隆さんのお名前もクレジットされています)!先ほどの話とも重複しますが、無駄が無さすぎて演奏する人たちの個性やスキルが問われる!少なくとも僕が頼んだ皆さんはめっちゃ上手で良かった!

 

同じく2月13日に発売の入門編ベストアルバム『はじめてのCHEMISTRY』には、僕が以前提供されて貰った「君をさがしてた 〜The Wedding Song〜」が収録されています。

 

自分の楽曲が収録されている、と言っておいてなんですが、このアルバム、CHEMISTRYの代表曲が網羅されているので、最近CHEMISTRYが気になっていらっしゃる方はぜひ手にとってみて下さい。

 

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さて、僕は先週からレコーディングで沖縄に来ています。

 
 
いつもはレコーディングの当日の朝に行くのですが、当日のチケットは取れず珍しく夜便。
 
夜の空港のムードが好きです。去年のようにボーッと食事してて乗り遅れたりしなければもっと好きです。そして一昨年のレコーディングに行くのにレコーディング機材を忘れたりしなければ凄く好きです。
 
 
今回はその手の粗相は無かった安心感からか、夜の8時発のフライトの中で大爆睡をかますという粗相。那覇に着いたら、頭すっきり目ぱっちり。ヤバい、きっと夜眠れない……。
 
僕の考えた対策
 
(1)街を走って、身体を疲れさせて眠る。
 
(2)那覇のホテルの周りがステーキ銀座みたいになってたので、ステーキを食べて満腹状態にして牛のように眠る。
 
 
 
(3)一か八かで、何もせず消灯して、無理やり目を閉じる。
 
 
散々考えた挙句、健康志向な(1)を選択してみたのですが、走ったら空腹すぎて眠れなくなる、っていうのは途轍もない盲点だった…。
 
 
(1)と(2)の合わせ技でめでたく熟睡……。
 

 
 
 
僕の中ですっかり沖縄の定番食となった首里のCONTE(コント)や
 
 
 
 
宜野湾のマルミヤ・クラフターに続き、88のステーキ(200gで1,000円 スープ、サラダ、ご飯食べ放題)も追加決定。
 
 
 
実際は住むかどうかは置いておいて、不動産物件を見てその土地での生活を妄想する、という暗い趣味を持つ僕。
 
沖縄の物件、広いし、価格も良心的だし、そもそも2月にこの海、この色、この気温……。うーむ……。妄想はただただ膨らむ。
 
 
パンフレットの写真ではなく、僕のiPhoneで撮った先週のスタジオの前の海です。
 
 
緋寒桜も咲き始めました。Kダブシャインさんそっくりな方が原付に乗って写真を撮ってました。電柱広告の色も緋寒桜と同じ色。良い。
ちなみに、今日のバレンタイン、沖縄のお仕事をご一緒している女性方は僕にチョコレートをくれそうな気配はゼロです。