JUJUの15周年ツアー「I(アイ)」を観に東京国際フォーラム。まだツアーは終わっていないので詳細は書きませんが、結構冒険しているセットリストの上、それが凄く効果的で素晴らしかったです。あと、アップテンポな楽曲だと、手拍子って1拍目と3拍目に入れると楽なのですが、JUJUのお客さんは全員が2拍目と4拍目のバックビートで手拍子を入れてて、歌手同様にリズムにストイックでびっくり!
 
そんなJUJUのジャズアルバム第三弾『DELICIOUS ~JUJU’s JAZZ 3rd Dish~』のリリースが発表されました。僕が作曲と編曲で参加させて貰ったNHK「世界はほしいモノにあふれてある」のオープニング曲「Remember (The Good Times)」も含むアルバムが12月5日発売(僕の誕生日!)。ぜひチェックしてみて下さい。

 

 

 

さて、8月に突入。かつて日本では夏はどのような意味合いを持った季節だったんだろうと想像することがあります。

 

スイカ、ラムネ、浴衣、夏祭り、風鈴、虫取り、花火、海水浴……

 

どんなに楽しいイメージを膨らませても、第二次世界大戦後の日本に生きる僕にとっては、8月の前半は、今日の広島の原爆の日、9日の長崎の原爆の日、主要都市が被害に遭った大空襲、15日の終戦記念日……地上に出て1週間の命と言われる蝉の鳴き声を聴きながら、ずっと「死」のイメージ、より踏み込むならば、亡くなった方々の「無念」のイメージと隣り合わせで生活している気がします。

 

大好きだけど、簡単には向き合えない季節、それが僕にとっての日本の夏です。

 

さらに体力的にも向き合うことが難しい酷暑の今週。作曲中の楽曲を仕上げるべく東京近郊を夜な夜な徘徊。それでも何だか自分的にピンと来ずで、酷暑の中、昼に神奈川県の浜川崎駅周辺を徘徊してみました。

 

 

JR南武線と鶴見線、そして貨物線が乗り入れてる駅なのですが、めっちゃ趣ある景色。萌!

 

 
 
 
駅を降りたあたりが「鋼管通」という町名で、珍しい町名好きの僕からすると、ドラクエではぐれメタルとかに遭遇したようなレア感。萌!
 
 
 
 
桜本にあった甘味処。夏の間だけさくらんぼじゃなくてスイカなのだそう。萌!
 
……なんてことをやっていたら、この日も全く曲出来ませんでした。あああ、これじゃ徘徊の名を借りた現実逃避だぁー!どうしようー!出来ねぇー!
 
……とこんな感じで作曲が難航している時は9割がた無能感に苛まれているのですが、完成した時の幸福感=セロトニンの分泌量が他では感じ得ないくらいの量らしく、結局僕は今後もただただ徘徊を続けながら地味に曲を書き続けるのだと思います……。(おかげさまでこの時に作っていた曲は、数日前に出来ました)