ブルーノ・マーズという大きなイベントが挟まってしまったので、旅行記が途切れてしまいましたが、何事も無かったように続きを書きます。

水上警官と華麗にバトルした水の都・ベネチアには別れを告げ、イタリアのJR・トレニタリアに乗り、花の都・フィレンツェへ。

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フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ駅に到着。駅前が既に地に足が着いてます。浮かれてない。結論から先に言うと、今回の旅で訪れた中ではいちばん住んでみたいと感じた街でした。

 

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泊まった宿の近くの中央市場(Mercato Centrale)の中にあるオイル屋さんに日本人の方が働いていらして、オイルを試食しながら諸々を詳しく教えて貰えて最高でした。

 

米や醤油、味噌とかと同じで、オリーブオイルも地方によって全然味が異なるみたいです。フィレンツェのあるトスカーナ地方のオイルは、ちょっとだけノドがピリピリするようなフレーバーがあって、日本の柔らかい味の野菜に掛けると味が凛とするって教えてもらいました。現地の方は風邪の時に飲んだりするみたい。

 

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市場のイートインでこんなのも食べられます。東京では一切ひとり飲みしないのに、取り憑かれたように昼から飲み倒すワタクシ。THE イタリアかぶれ。そして、iPhone Xのカメラかぶれ。

 

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おおおーーー、確か昔「世界ふれあい旅歩き」で見たことのあるこの橋、フィレンツェだったかーーーーー!!

 

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中は特別「橋」感も無く、宝石屋が並ぶベタベタな観光名所……。遠くから眺めてる方が良い……。

 

 

 

フィレンツェはかつて栄華を誇ったメディチ家が多くの芸術家を支援してルネッサンスが花開き……みたいな教科書っぽいことはさておき、メディチ家の花開かせた数々のもの、マジですごい……。

 

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ダビデの顔が思いのほか怖いことを知りました。

 

 

 

グッチ本店で革のスニーカーを買うカワグッチの勇気……。

 

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花の都・フィレンツェは芸術の都、そして肉の都でもあります。カメラマンの今津聡子さんに教えてもらったモツのサンドイッチ屋さん。素朴だけど美味!オツ!緑の服着た店員は、英語でどデカイ声でEDMっぽい曲を歌ってました。

 

イタリアでも若い世代の人たちはイタリアの歌謡曲はロマンチックすぎて絶対に聴かない、タクシーのおじいちゃんの運転手さんがそう嘆いていたので、唯一知っているイタリアの往年の歌手の名前を出してイタリアのエルダー層に国境を跨いで媚びた日本人、それが私です。

 

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フィレンツェの街を一望したかったので、ボボーリ庭園へ。メディチ家(いま一番口に出したい固有名詞)の栄華、凄すぎる。ここ、本当にオススメです。「このフィレンツェを見渡せる丘で60平米くらいの部屋を借りたらいくらくらいするんだろう」とゲスいことに想いを馳せながら庭園の芝生で15分ほど仮眠……。

 

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一説にはジェラートもフィレンツェが発祥なのだとか。これももしかして、メディチ家?メディチ家なの?途中からは何でもピスタチオと言っておけば大丈夫、みたいになって、ここでもピスタチオとピスタチオ(のコーン)でレモンのジェラートを挟みました。フィレンツェではおじいさんがジェラート食べてる姿と、おばあさんがタバコ吸ってる姿に萌えました。

 

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ご了承を得ていないのでお名前は伏せますが、日本からフィレンツェに来た、とある職人の方とお会いする機会があり、その方から色々伺った「何を差し置いても美しいと思うものを貫く」という姿勢は今回の旅での一番の収穫だったかも知れません。この方が異常にお酒が強くて、その方の仕事場で赤ワインを5杯ほど、さらにその後に行ったレストランで赤を5杯ほど。食後酒付き。久々に潰され掛けました……。

日本でいうとどういう感じの街なんだろう。ミラノが経済の中心の東京、シチリアのタオルミーナは風光明媚な沖縄の八重山とかで、ベネチアは長崎のような古くからの港町で、ローマは古都の京都、するとフィレンツェは金沢みたいな感じなのかな。え?よく何かに置き換える人って居るけど、意味ない?えー、やっぱり?いずれにせよ、僕はこの街に住める。また来ます。