先日買った加湿器のおかげか、その後風邪をひくこともなく、元気に過ごしております。

治ってはまた薄っすら痛くなっていた冬のデリケートな喉も、なぜかデモテープを高音で大声で歌ったら治る、というドMな性根を晒しています。そんなこんなで、寒い東京で集中して作品を作っております。

 


そんな中、小室哲哉さんの引退会見。ご家族のお話はデリケートな内容ですし、他人の僕は触れませんが、音楽制作に関してお話しされていたことは実にリアルでした。一般の常識から逸脱した部分で生きておられると思っていた小室さんにとって、ご自身の過去の成功がそこまで大きなプレッシャーになっていたことは想定外。小室さんの人間宣言を目の当たりにしたとでもいいましょうか。

 

「『自発的な活動』の引退」と仰っていたのは、裏を返せば依頼があれば続けるということなのかな。完全に小室さんを拝見できなくなる訳ではなさそうで一安心。そして、もし仮に表舞台に立たれなくても、小室さんにはペンネームでも何でも使って、ご自身のお名前というプレッシャーの無い状態で、自由に音楽制作をして頂きたいです。

 

 

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その夜は、たまたま伺ったお店にカラオケがあって、皆さん小室さんの曲を歌われていたな。中には「Get Wild」のコード進行(小室さんと言えばこのコード進行!)でコムロメドレーを歌うツワモノもいて、すっかり失念していたtohkoさんの「ふわふわ ふるる」が登場した時は、小室さんの作品の匂いの強さを改めて。何だろう、肉で喩えるならマトンみたいな感じでしょうか。

 

ちなみに、僕は小室さん作詞作曲の曲では、王道ではありますが華原朋美さん「I'm Proud」が、あの華麗なオーケストレーションも含めていちばん好きです。あとglobeの「FACE」。サビの「♪鏡に映った あなたと2人 情けないよで たくましくもある」って歌詞、改めてすごい!匂いが強い!人前で歌いたくなるフレーズ!