当日中に何か記しておこうと思って、レコーディングが深夜直前に終わったので、5分くらいで昨日のブログは書いてしまいましたが、改めて先日の大神田智彦くんのソロプロジェクトのレコーディングについてゆっくり文章で向き合おうと思います。

 

いやー、本当に楽しかった。

 

大神田くんは前々からずっと自分の作品作りをしたい、ということを言っていたのですが、僕でいうところの「とにかく世の中がドンびくくらい甘いメロディーを書きたい!」とかいう音楽欲とは違って、大神田くんの音楽欲の根底にはリズムだったり、間だったり、フレーズの配置の仕方だったり、ハプニング性だったり……非常に黒人音楽的で、言葉や音符に落とし込むのが難しいのです。

 

おそらく今回のレコーディングに向けて、散々レコーディングの仕方を悩んだんだと思います。

 

その結果が、昨日のこれ。

 

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いやー、「今日やる曲の譜面」といって白紙の五線紙を渡された時は、正直のけぞりましたが、凄く大神田くんっぽいというか、決まりを作らないという大神田くんのプロデュース方法。

 

と言いつつ、そういうのに不慣れな僕は、最初は小節数を勘定したりして譜面に落とし込もうとしていたのですが、いざその音楽に飛び込んでみると、本当に譜面が必要なくて、急激に大神田くんの音楽の色彩感を感じられたというか、一番長い時間を共有してるベーシストがどんな風にどんな想いで音楽に向き合って来たのか、初めて大神田くん側のアングルから少し垣間見ることが出来た気がしました。

 

自分の決まりごとで音楽をやらない若干の背徳感と不思議な解放感、という意味では、中1の夏休みあたりにタイムスリップして、真夜中の学校のプールに忍び込んで泳いでるような、きっとそんな感覚。(やったことないけど)

 

その上で、これまた一緒に演奏したギターの田中義人くんと、ドラムの天倉正敬くんが、そもそもそこらへんのセンスに天才的に長けているリズムの権化みたいなプレイヤーたちだったので、どう転んでも素晴らしくなりました。大神田くんが、いつどういう形で発表するのかは分からないけど、皆に早く聴いて貰いたい!

 

大神田くんのこと、いつもはアホとかウゼーとかばかり言ってるけど、結局出会った時から今日までずっと尊敬してます。