ここ最近、ライブでバンドネオンを観る機会が多く、気になって色々調べていました。バンドネオンは、タンゴで一番耳に残るあの楽器です。

 

 

アコーディオンと見た目は似ていますが、違う楽器。蛇腹を伸ばしたり縮めたりしながら演奏する、という意味ではアコーディオンと同じなのですが、アコーディオンと違って、右手は鍵盤を弾くのではなく、ボタンを押す構造で、そのボタンの配列が、全く規則正しく並んでいない。初期の音数の少ないバンドネオンから、どんどん新たに音を加えて行った、という経緯から、ボタンの位置が後付けでぐっちゃぐちゃ。

 

さらに、蛇腹を伸ばす時と、縮める時で違う音が鳴る……という、余りに習得の難しい楽器で、別名「悪魔の発明した楽器」と呼ばれているのだそう。さすがに難しすぎて、簡単に改良しよう、と試みたようなのですが、結局一番バンドネオンを使うタンゴの世界では、改良前のものを使っているのだそう。

 

あははーーーー

 

今は新しいものは殆ど作られておらず、バイオリニストがストラディバリを好むように、バンドネオンはドイツのアルフレッド・アーノルドという会社のものがビンテージで好まれるそうで、そのコンディションの良いものを皆探して買う、みたいな(ストラディバリとは値段のゼロの数が2つか3つくらい違いますが)。

 

欲しい……難しい……欲しい……高そう……欲しい……悪魔の発明した楽器……欲しい……

 

 

 

 

で、気になりすぎて、神保町の楽器屋さんに見に行ったのですが、うっかり行きすがら立寄った店で浮世絵がほしくなって帰ってきました。

 

あははははははーーーーー

 

歌川広重の名所江戸百景の高田馬場の図。昔僕が住んでいた町です(東京都新宿区)。昔はこんなにくっきり富士山が見えたのか。萌え〜……。ビンテージ繋がり……。ウィキペディアで広重の江戸百景全部見られるから、ぜひ見てみて。

 

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