どこから、そしてどこまで書けば良いのか分からないけど、くるりの主催した京都音楽博覧会、略して京都音博、最高だったなー。

 

 

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僕が京都まで出向こうと思ったのは、複数の理由があれど、まずはアレシャンドリ・アンドレスとハファエル・マルチニの初来日、それも京都音博オーケストラとの共演だったから。お二方の曲は、楽曲がとにかく素晴らしいのに加えて、オーケストレーションまでもとにかく神級なのです。

 

 

前日にお話しさせて貰ったカメラマンの三田村亮さんが、「どんなにハードルを上げても感動するから」と仰っていて、本当にその通りだったな。

 

 

このYouTubeの動画はオーケストラは入っていませんが、音博では音源と同じくオーケストラで「Um Som Azul」が始まって、そこからずっと鳥肌がゾワワワワワー。30分ほどのステージでしたが、永遠に続いてほしかった。天才すぎ。この後、岡山(25日)と東京(27日)でもライブがあるので、ご興味ある方は、マジで観てほしいのです。決して今のブラジル音楽の主流とかでは無いのですが、なんだろう……妖精たちが舞うために作られたような、音楽の良心。

 

ちなみに、前回京都に行ったのも、バート・バカラックのオーケストラ・コンサートでした。そのくらいオーケストラ入りでポップスを聴けることって希少なのです。

 

終演後に、普通にステージを観にアレシャンドリさんが会場の外に居て、去年ブラジル行った時にどうしても貴方のステージが観たかったのですが、その時は叶わず、やっと京都で観ることが出来ました、と伝えらたら京都在住なのかと訊かれ、違う、貴方を観に東京から来ました、と伝えて、ワオと驚いて貰えた。

 

 

 

とこの時点で大満足だったのですが、その後のくるりのライブも本当に素晴らしかった。オーケストラだし、「ジュビリー」ではじまれはじまれ、と思っていたら本当にそうでぎゃーとなり、「ワールズエンド・スーパーノヴァ」で20代の頃がフラッシュバックしてぎゃーとなり、「ブレーメン」でまたぎゃーとなり、忙しい。僕にとって、くるりはリアルタイムで観続けてきたアーティストなのだと再認識。

 

 

 

 

 

京都音博は本当にコンセプトがちゃんとしてて、入り口ではパンフレットの類ではなくゴミ袋を渡されました。これにゴミを入れて最後ゴミ回収所まで持ってきてね、という。多くの人は、そのゴミ袋をレジャーシートにも転用していて一石二鳥。更に屋台の食器やコップもすべて使い捨てではなく、買う時に100円余分に払って、最後食べ終わったら回収場所に持っていくと100円返して貰えるという地球に優しいエコスタイル。更に隣に水族館があるので、イルカショーの最中は演奏はお休み、というお隣さんにも優しいスタイル。すげー。

 

 

 

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こんな浮かれた写真も撮りました。

 

 

そこからが歌謡ショー。先週のニュー・アコースティック・キャンプで観られなかったアジカンのGOTCHくんが登場して、踊っていた姿がめっちゃ格好良かった。あのお方、あんなことまで出来るのか。エンタメ力の幅広さよ。

 

オリジナル・ラブの田島貴男さんの登場。木管っぽいアレンジの「ウイスキーはお好きでしょ」で始まり、「プライマル」「接吻」で会場が一体に。僕世代の人間にとっては「接吻」って本当にアンセムなんだな。ヒット曲の凄さを痛感。

 

UAさんが蛍光ピンクと緑の衣装で登場。「悲しみジョニー」のオーケストラ・アレンジはヴェロカイみたいな感じで圧巻……の上に屋敷豪太さんがグラウンドビートみたいな感じでドラムを叩き出すの、やばくないですか。

 

布施明さん登場。「君は薔薇より美しい」の「♬ああああ、君は(ちゃらっちゃっちゃちゃ、ちゃらら)変わったーーーーーーー」で会場のボルテージもマックスに。「シクラメンのかほり」「MY WAY」、ズルすぎる選曲。日本語が明瞭でとにかく美しい。

 

二階堂和美さん登場。ジブリ『かぐや姫の物語』の主題歌「いのちの記憶」を歌われている印象からおしとやかな方をイメージしていたら、完全に想像を裏切る爆裂キャラでいらして最高でした。「テキトーで良いから、一緒に歌って〜」って斬新(笑)!!!

 

 

最低限のことを書きとめておきたかったのですが、恐ろしく長文になってしまいました。とにかく、アーティストのラインアップはもちろんのこと、くるりの岸田繁さんとチェロの徳澤青弦くんによるオーケストレーションが本当に丁寧になされていて、イベントとしての完成度合いに、そしてくるりというアーティストのアティテュードに、ただただ感服です。200%くるりのことが好きになりますね。京都まで出向いて本当に良かった。

 

 

というタイミングで、まだ19時前だったので、以前僕がプロデュースしていた京都在住のシンガー和紗ちゃんと、京都っぽく祇園で食事。昔話と未来話に花が咲きました。以前も書きましたが、出会った頃は和紗ちゃんが18歳と若く、僕は僕で30代前半なりのつっぱり方をしていた為、話しが通じなかったのですが、今となっては大人同士の会話が出来て嬉しい!

 

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僕が撮った写真と、そんな僕を和紗ちゃんが撮った写真。肝心の和紗ちゃんと写真撮るの忘れた。