先日のAK-69さんに引き続き、今度はSALUさんによるシェネルの「Destiny」のヴァースを使ったバージョンが!凄いーー!3連符で畳み掛けるSALUさんのラップ、深い森の中を彷徨っているような、グリム童話の中に飛び込んでしまったような、そんな心象風景……!
さて、再びHYのレコーディングで沖縄に行ってきました。いつも聴いてるFM那覇ではなく、今回はAFN(米軍基地ラジオ)。アメリカ英語では、沖縄=オッカナーワ、嘉手納=カディーナ、のようです。
「暑いの嫌だってあの店員さんにさっき言ったんたんですよ!(通された外の席じゃなくて)中のテーブルにしてて貰っていいですか?(怒)」
「…………(溜息)」
7月の沖縄に来ておきながら暑さに苛つく観光客と、溜息で苛立ちを表明する店員さんとの殺気立った攻防戦。更に20分くらい並びそうだったので、諦めて結局僕はコンビニランチ。
今回録ったHYの曲は夏爆発みたいな作品。にしても、HYの音楽は、眩しすぎて少しだけ切なく感じる午後の陽射しみたいな質感がある気がします。ギターやピアノのフレーズの中に、(メンバーは意識していないというけど、僕からすると)沖縄音階っぽい要素が潜んでるのも関係あるのかなぁ。メンバー誰の作品でも、彼らが奏でるとそうなる。真似したくても出来ない、彼らの絶対的なアーティストカラー。
翌朝。前日コンビニランチをしてしまった雪辱を晴らそうと、北谷の「CC's Chicken & Waffles」へ。フライドチキンをワッフルに乗せて、メイプルシロップを掛けて食べる……と言うと、いっけん饅頭茶漬けを愛した森鴎外レベルの悪食に見えるかも知れませんが、メイプルシロップはフライドチキンに掛ける為にこの世に存在するんじゃないか、というくらい美味しいのです。往生際悪く一応ビタミンも摂ろうとコールスローサラダも。
行政区分とか海域区分とかが好きなので、普段使い慣れてる太平洋や日本海ではなく、ここは東シナ海なのだと思って萌え〜。East China Sea!
今までちゃんと行ったことが無かった基地の街、嘉手納へ。戦前までは沖縄にも鉄道が走ってて、その終点が嘉手納だったのだそう。天井が平らな平屋の外人住宅も良いけど、やっぱり昔ながらの琉球瓦の家も素敵だなー。
一軒家に住んでたら、ブーゲンビリアでこういうの作りたい。ゴーヤで作るとゴーヤのカーテンなんて呼び方をしますが、生垣ではないし、何て呼ぶんだろう。