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作詞家・売野雅勇(うりのまさお)さんの自叙伝『砂の果実』、最高……。

主に80〜90年代のことを書いている本ですが、東京で音楽を作るってこんな感じだったんだー、という羨望と、売野さんご自身が感じて来られた制作スタッフとの相性のお話や、作品がNGになってもそれが次の作品に繋がっていく過程、作品の糸口を見つけるまでの苦悩。読んでよかった!

 

 

 

 

 

中森明菜さんの「少女A」と、チェッカーズの「涙のリクエスト」を書かれた時の話がやはりワクワクしますが(康珍化さんが作詞されたチェッカーズのデビュー曲「ギザギザハートの子守唄」に対して恐らく持っておられただろう複雑な感情も行間からひしひしと感じて、個人的にはドキドキしました)

 

 

 

 

大瀧詠一さんや山下達郎さんとの出会い、売野さんが別名(麻生麗二)で書かれたラッツ&スター「め組のひと」の作曲者・井上大輔さんと井上さんの奥様との思い出も、

 

 

 

 

GEISHA GIRLS(ダウンタウン)がきっかけだった坂本龍一さんとの出会いも、

 

 

坂本さんプロデュースの中谷美紀さん作品の話も(「MIND CIRCUS」の動画が無かった!)、すべてがドラマチック!

 

 

この本には書かれていないですが、売野さんの描く80年代の華やかなのに切ない夏の景色にうっとりしていた世代の人間としては、稲垣潤一さんの「思い出のビーチクラブ」とか、カルロス・トシキ&オメガトライブの「アクアマリンのままでいて」等のジャパニーズAORの話も知りたい!(この曲、ホーンはJerry Hey!)


 

 

 

 

 

あと、今聴くとめちゃくちゃ格好良い菊池桃子さん率いるラ・ムーの「愛は心の仕事です」についても知りたい!