ところで、マングローブって、雌の木と雄の木があるそうなんです。写真の小さい緑のマングローブは雌の木で、根元で海水の塩分を濾過して水分だけを取り出せるそうなんですが、手前の黄色い葉っぱのある雄の木はそれが出来ないんだそう。
で、どうするかと言うと、一房の中に1枚だけ塩分を貯める葉っぱを作って、それが黄色い葉っぱらしく、最後、塩分が一杯になったら、その黄色い葉っぱを落葉させるんだって……。
なんか……結構、人間の組織っぽい……そんなマングローブの雄の木社会……。
奄美大島南端の古仁屋(こにや)へ。
看板も出てたし、バリバリ開いてると書いてる時間なのに、閉まってたカフェボサノヴァ。気になる!
吉田大八さんの『パーマネントのばら』みたいな港町。萌えー。
おすすめされた古仁屋の名物は、田原製菓の黒糖かりんとうと、カスターノのジェラート。田原製菓の黒糖かりんとうは、生産量が少なく今のところお取り寄せが出来ないみたい。「THE 黒糖」という感じで、僕的には非常に好みでした。ジェラートはお取り寄せができるそうなので、ご興味ある方はぜひHPへ。「奄美塩」っていうのが美味しかったです。
瀬戸内海のようなリアス式海岸なので、町が合併した際に瀬戸内町という名前になったのだそう。奥に見えるのが、僕的にはアイヌの地名ばりに萌えっとする加計呂麻(かけろま)島。萌えー。萌えー。フェリーの本数が少なく足を運べず残念!
ガジュマルの木って、語源は「からまる」らしいですよ。めっちゃガジュまってる!!神聖な感じがして、大好き。
夜は名瀬で、奄美料理のち、ブラジル料理を堪能しました!シェフのあゆみさんは、奄美の女相撲でかなり強い方、かつ、ブラジル大好きな方。山羊のTシャツも可愛いので、僕も真似して買ってしまった。
で、帰りは空港の近くの笠利という地区にある「陶工房カフェ夢紅」へ。今の時期は涼しい海風が吹き抜ける場所で、湊かなえさんの「リバース」の佳境を読むにはピッタリの場所でした。かわいらしいキャラクターのマダムの作る奄美のエビのパスタが非常に美味しかったです。
僕の帰京する日が3月30日だったので、奄美空港では島の人を、もしくは島に来ていた人を新天地に送り出すセレモニーが。校歌が鳴り響く光景は「二十四の瞳」を地で行く感じで、切なかったな。「夏がいいよ、奄美は」とのことだったので、ぜひまた遊びに行こうと思います。