昨年の10〜12月まで東京と沖縄とを幾度となく往復して完成したHYのアルバム『CHANCE』が来週3月1日にリリース。

HYは基本メンバーが自分たちでもプロデュースや編曲が出来るので、僕は第6のメンバーっぽく意見を言って、時にダイナミックに採用され、時にファンタスティックに却下され、曲によっては殆ど彼らの編曲だったり、逆に全面的に僕が編曲したり……という感じで、基本準備レコーディングから本録音まで参加しました。

僕にとってHYのレコーディングは、大人になってから親友になった友達と夜のバーで語り合っているような、不思議な感覚があります。彼らと僕は違うタイプの音楽の道を歩んで来ましたが、だからこそ彼らから教えて貰うことが有り、僕だから分かることも有り。そこに沖縄という地が持つパワーが加わって、僕の知らなかった新たな色彩に出会えた、そんな貴重な時間でした。
 

 

 

アルバムのトレーラー見ながら、英くんが窓を開けて爆音で音楽が掛けたままスタジオの駐車場に車を停めててカルチャーショック受けたな(それって果たして駐車と呼ぶのか問題)、とか、宜野湾のあそこら辺をジョギングしたな、とか、俊くんが着てた服の柄が凄すぎてこれまたカルチャーショック受けたな、とか、サンエーの玄米弁当を一番食べたかもな、とか、悠平くんは自分の曲のコーラスを自分は出来るだけ歌わないように仕向けていたな、とか、EM玉城牧場牛乳が美味しかったな、とか、信介くんがリアルな格闘家みたいな体格になっていたので仮に殴られたら(絶対に無いけど)死ぬほど痛いだろうな、とか、スタジオワークの余韻で眠れない夜があったな、とか、イズちゃんの溢れすぎるアイディアを形にすべく地獄のような量のコーラスを録ったな、とか、天国みたいに夕日が綺麗だったな、とか、色んな思い出が甦ります。

そんなアルバム、ぜひチェックしてみて下さい。個人的には初回限定盤のボーナスディスクに入っている曲も名曲なのでチェックして貰いたいのです。

 

 

 




あと、僕は参加していませんが、CHEMISTRYの復帰作のリリックビデオが解禁。松尾潔さんプロデュース。明治座の日の夜にレコーディングにも少しお邪魔したのですが、2人のハーモニーをスタジオで聴きながら少し震えた。川畑くんの一声目「mmm.....Come on everybody」から、とにかく何から何までCHEMISTRY!