昨日のブログを書いていて思いました。「SONG OF THE EARTH 2016」の告知をすっかり忘れていた僕ですが、あんなに素敵なイベント、更に多くの人に観て貰いたかった。やはり告知は大切。早くからするのが大事。急にはスケジュールを組むの無理だから。告知野郎と罵られても、ひとりでも多くの方に知って貰うことが大切。という訳で、これからは早目に告知する、という初心を忘れずに行こうと思います。
 
 
と言いつつ、早速発売日当日の作品の告知です……。

 

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先日一度軽く告知済みですが、青柳翔くんのデビューシングル『泣いたロザリオ』に収録されている「tomorrow」と「MARIA -Acoustic Ver.-」にボーカル・プロダクションで参加しています。青柳翔くんのボーカルは、真っ直ぐで、素朴で、温もりがあって、少し寂しげで、初めてボーカル・レコーディングした時から一目惚れならぬ、一耳惚れ。いつか曲を書かせて貰いたいボーカリスト。「tomorrow」のMANABOONのアレンジも最高ですし、通常盤のみに収録されている「MARIA」は『HiGH&LOW』のサントラに収録されているオリジナルバーションとは大分違う雰囲気で録れたと思っているので、ぜひチェックして見て下さい。
 
 
 
 
 
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そして、JUJUの歌謡曲カバーアルバム『スナックJUJU 〜夜のリクエスト〜』にも、同じくボーカルプロダクションで参加しています。全国のスナックのママからのリクエスト集で、絶対に合うとデビュータイミングから言われていたことを、ついにやってみた、きっとそんなアルバム。ジャズと歌謡曲は、本当にJUJUに合ってると思う。
 
 
僕が参加しているのは島健さんアレンジ作品で、「夏をあきらめて」(サザンオールスターズ)、「駅」(竹内まりやさん)、「シルエット・ロマンス」(大橋純子さん)、そして「つぐない」(テレサ・テンさん)というスーパー名曲たちのカバー。島さんのアレンジは徹底的に優雅で、常に仄かにエロスが薫ります。
 
 
 
そうそう、話は反れますが、島さんとサザンで思い出しました。11月30日発売の島さんが全面的に編曲を手がけられている桑田圭佑さんの東京を題材にした昭和歌謡のカバー「THE ROOTS 〜偉大なる歌謡曲に感謝〜」というBlu-ray/DVD、必見ですよ。先日テレビで一部が放映されて、本当に格好良かった。
 
オリジナル曲も収録
 
私ごとで恐縮ですが、僕の中の歌謡曲愛の集大成、鈴木雅之さん with JUJUの「最後の恋にさよなら」のことを、桑田さんが好きとラジオで仰って下さったことは先日Twitterに書きましたが(この話、何度でも人に言いたい……)、僕はサザンの「さよならベイビー」('89)辺りの切なく美しい歌謡メロディーにもろに影響を受けている世代なので、ご本家に楽曲を通して歌謡曲愛が届いて嬉しい!そんな桑田さんと島さんによる、優雅+エロスな昭和歌謡の世界、皆さんにも観て貰いたい!バックコーラスにさり気なく奥様の原由子さんがいらっしゃるのもステキです。
 
 
 
ところで、ボーカル・プロダクションって何?と訊かれることが時々あるので、改めて。ボーカルは録音する人によって、マイク選びや、声の質感、歌い方、フレージング、コーラスのアレンジ、場合によっては、音量、エフェクト具合……と諸々が変ります(もちろん敢えて何もしないというケースもあります)。特に海外のR&Bは歌の占める割合が高いジャンルなので、歌はボーカル・プロダクションのスペシャリストによって録音されることが多いです。
 
先日沖縄に一緒に行った和田昌哉くんは日本におけるボーカル・プロダクションの第1人者のひとりですが、最近ですとFlowerの作品は、完全に和田さんと僕とで分担して録音しているので、聴いて貰って「あ、同じ人が歌ってるけど、確かに何かが違う!」みたいなマニアックな楽しみ方も密かに提唱。