メリークリスマス!

坂本冬美さんのカバーアルバム『Love Songs』シリーズ最終回にして、僕が3年連続でバンドマスターを務めて来たクリスマス・スペシャル・コンサートも一応は最終回。

…と言っても名ばかりのバンドマスターで、先日のリハーサルでは、僕がまさかのコーラスの方の譜面を作り忘れて、とんでもない迷惑をお掛けした一幕もあり……いやはや、3年とも年の瀬でバタバタのまま始まり、バタバタのまま終わりました。全行程においてプロフェッショナルの皆さんの恐るべき対応能力で乗り越えて頂き、リハーサル、本番と無事に終わって良かった……!




もう終わってしまったライブなので、曲のことも書いてしまいますが、



ゴールデン・ボンバーのいちこのCMソング「片思いでいい」に冬美さんバージョンもありまして、その後半部分が圧巻でした。昨日くらいから配信されているそうなので、ご興味ある方はぜひ。アレンジは「Sing! Sing! Sing!」でもお馴染みの坂本昌之さん。




今回のアルバム、基本的には50年代~80年代の海外のポップスの日本語のヒットカバー……のカバーなんですが、個人的にはザ・ピーナッツの「可愛い花」(シャンソンの曲かと思いきや、原曲はシドニー・ベシェというアメリカのサックス・プレイヤーだそう)とか、伊東ゆかりさんの「あなたしか見えない」(原曲はメリッサ・マンチェスターでキャロル・ベイヤー・セイガーとピーター・アレン作)とか、本当にぐっと来ます。僕は、やっぱり文化が混沌と混ざったものが好きなんだと改めて。混ざる過程で、物凄く洗練される気がしていて。冬美さんご自身、昔細野晴臣さんと忌野清志郎さんと一緒に「HIS」っていうユニット組んでましたしね。ハイブリッド!


僭越ながら、過去3年の中で、個人的には今まででベストライブかと思っているのですが、観に来て下さった皆さん、いかがでしたか。

会場を出るときに、今年も冬美さんファンの方々が物凄く熱いお見送りを。ライブ本編でも、「ふゆーーみーーーちゃん」みたいな絶対真似出来ない伝統の掛け声を今年も聞けて良かったです!音符は採譜出来ても、あの掛け声は採譜出来ない……。

観に来て下さったと言えば、由紀さおりさんがこっそり観に来て下さっていました。最初に伺っていたら緊張しちゃってロクに弾けなかったかもなぁー。由紀さんにお会いすると、物凄くホッとするというか、物凄く気が引きしまるというか。

そんな由紀さんのディナーショウ、今晩帝国ホテルです。年の瀬!皆さんも素敵な夜を!



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最後に。今年も冬美さん印の梅干し、頂いちゃいました。冬美さん、昔は梅干し工場で働いてらしたそうです。