先日「世界の果てまでイッテQ!」のイモトアヤコさんのマッキンリー登頂スペシャルを観て、改めて思いました。

山って、高潔……。

と言っても、僕は全く山に詳しくありません。「登山」と呼んでも叱られないキチンとした山登りも、人生で一度だけ。丁度5年前の2010年の夏。震災の前の年です。テレビの企画で、当時担当していたアーティストさんが、オリエンタル・ラジオのお二人と富士山に登る、という企画がありまして、僕もそこに同行しました。

8合目で眼下に雲海を見ながら、人生で初めて自分の中に「野性」とか「逞しさ」を感じました。自分の中には、自分とは一番無縁だと思ってた感覚が無意識に眠ってるんだな、とビックリしました。地球が危機に瀕した際に、逞しくないと乗せて貰えない舟があるなら、あの日の僕なら乗れる!あの日の僕の手は、確かにその舟のチケットを握ってた!

都会で欲と快楽にまみれながら生きている身としては、時々ふとその高潔な大自然に身を投じて、自分の中の「逞しさ」を確認したい欲求にかられるのです。と言いつつ、マッキンリーに登るつもりは毛頭無いので、アラスカ鉄道に乗って、アラスカ山脈と、不安になる程の曇天を見たい。自力で腹筋をやらずに、電流で筋肉を収縮させる機械で6パックを作ろうとしてる人みたいな発想なので、多分僕の手にしたい「憧れのチケット」を掴むことは無いだろうけど……。

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先日、偶然古本屋にて購入。


ちなみに、イッテQ!をご覧になっている方はお分かりになると思いますが、個人的には、いつもイモトさんに同行している石崎ディレクター(体重100kg)が、最初は全然登山出来てなかったのに、ここ最近、サラリとイモトさんと一緒に登頂成功していることに毎度密かに注目しています。