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先日も書きました松尾潔さんの「松尾潔のメロウな季節」(通称:青メロウ)が6月26日に発売。

菊地成孔さんが"THE 菊地文体"で書かれている序文の見解も大変面白かったのですが、僕にとってこの本は「『点』で捉えられがちなR&B作品を、スターの人生と共に現在進行形の『線』で捉える眼差し」であり、同時に「R&Bと並走する人生の美学。これまでも、これからも」という印象です。

ちょうどこの本の中でも90年代を彩った2大ディーヴァであるマライア・キャリーとジャネット・ジャクソンの気質を比較しているのですが、そんな今週、ちょうどマライアのベスト盤「#1 インフィニティ」が発売になり




かたや、ここ数年沈黙を守っていたジャネットが、あのジャム&ルイスと14年ぶりのリユニオンを果たすとのニュースも今週。



当然ながらそんなタイミングを狙って本の発売日を決められた筈もなく、きっと松尾さんは息をするようにR&Bが好きで聴き続けて、それが『線』になって、そして息をするようにR&Bのバイオリズムに並走、周回軌道に乗っているんだ、という結論に。

個人的には、ジェラルド・リヴァートの章が人間臭くて堪らなかったです。仕事をご一緒しながら感じる松尾さんの熱さの源流がここに。前作の"赤メロウ"より今作の方が、R&Bスターの「ライフ」を強く感じる内容でした。

尚、運良く松尾さんに頂いてしまった"青メロウ"、僕は先日近くの本屋さんにて予約注文済み。

無店舗でリスクの少ないアマゾンより、店舗を構えるというリスクを抱えながら我々に目の前で本を選ぶ歓びを与えてくれてる本屋さんって改めて凄い、アマゾンの手軽さに身を任せてて済みません、というリスペクトとお詫びの気持ちを込めて。自分で買った方にサインして貰おう♪