冬は運動不足になりがちなので、電車に乗る際は隣駅まで歩くようにしているのですが、その駅前にある店が新年から2人いた従業員が1人になり、営業時間も営業日数も短縮。

「どうされたんですか?」と聞いてみると、関西の経営コンサルタントの人に「とにかく従業員を無くして1人でやんなさい。関東の人は人を雇い過ぎ。客商売の基本はお客と一対一のコミュニケーション。どんなに忙しくても、関西の人はまず1人で頑張って、長く続いてる。人に頼ってばかりだから、東京の店はすぐ潰れるんです」みたいなことを言われたそうで、それを実践してみたら、1人で大変だけど、その分営業時間を短くして、2015年に入ってから収入面では劇的に違う、とのこと。

一見金銭面の世知辛い話のようでいて、お客さんとのコミュニケーションが疎かになるくらいだったら、どんなに忙しくても一対一の方が客が逃げない、というのは確かに間違っていないかも知れない。まぁ、それを全員が全員実践してしまったら、世の中の職場が激減して大変なことになってしまいますが。とはいえ、事実、僕もそこの従業員さんと初めてちゃんと話して、感情移入して、また行こうと思ってしまいました。簡単な客……。