いやー、観に行って良かった、「ゼロ・グラビティ」。平面的にパニック・ムービーとかサバイバル・ムービーとして捉えても半端なく素晴らしいクオリティですが、人間の描かれ方がとにかく良かった。あれだけの孤独を目の前にしたら、自分は頑張って生きようという気になりました。邦題の「ゼロ・グラビティ」(無重力)というタイトル、テーマ的にキャッチーで、この映画の日本における商業的な勝因のひとつはだと思うのですが、映画を最後まで見ると原題の「GRAVITY」(重力)っていうのも説得力がありました。

こんなタイミングで僕なんかに言われるまでもなく、既に皆さんご覧になってると思うのですが、万が一まだご覧になってない方はDVDではなく、ぜひ映画館で。それも3Dで。終了間近で観客があまり居ないので、ガランとした映画館でもれなく宇宙を彷徨う主人公の気持ちに入り込めると思います……。

にしても、アルフォンソ・キュアロン監督、良いなー。そして、アルフォンソ、アルフォンソ……先日の「ジビエ」に続いて口に出して気持ちのよい外国語のひとつですわー。

…で、朝ジョギングしてたら、玉川上水の一角、桜の花びらが水面を流れて、鴨が泳いでて、すごく天国感高かったです。花冷えだろうが何だろうが、宇宙空間より地球の方が良い!(泣)

image